サイバーセキュリティカンファレンス「Risk to Resilience 2024」見どころ紹介~7.23東京、8.1大阪 開催~
トレンドマイクロはサイバーセキュリティカンファレンス「Risk to resilience 2024」を7月23日に東京、8月1日に大阪で開催します。本記事では、その概要と見どころを簡単にご紹介します。
公開日:2024年5月7日
更新日:2024年7月1日
「2024 Risk to Resilience World Tour Japan ~"AI ×セキュリティ"が進む先~」は、トレンドマイクロが主催するサイバーセキュリティカンファレンスです。本カンファレンスは「AI時代のサイバーセキュリティコントロール」をコンセプトに、基調講演・ブレイクアウトセッションに加え、ここでしか見られないデモを含めた展示を行います。
7月23日(火)東京、8月1日(木)大阪にて開催します。
本カンファレンスを通じて、法人組織のマネジメント層、サイバーセキュリティの実務に携わるリーダー層・担当者の方々に、自社が最も集中して取り組むべきセキュリティ対策が何かを理解していただくことを目的としています。
「人材不足」、「業務効率化」、「働き方改革への対応」、「さらなる事業拡大」―。現在の法人組織をめぐる課題に対して、様々な先進的なデジタル技術の導入、活用が加速しています。コロナ禍以降に定着したリモートワークはさることながら、特に2022年のChat GPTの登場による「生成AIショック」は、この勢いにさらなる拍車をかけるターニングポイントとなりました。
一方、ランサムウェア攻撃をはじめとするサイバー攻撃による業務停止や情報漏洩被害の公表は、国内外で今も続いています。AIをはじめとしたデジタル技術の導入が拡大するにつれ、インターネットとの常時接続が前提のデジタル資産が社内外に混在し、デジタル資産同士が相互連携することが当たり前となるなど、アタックサーフェス(攻撃対象領域)は拡大していきます。ひとたびセキュリティインシデントに見舞われると事業活動に直結する事態となることも珍しくなくなりました。
参考記事:
・データで紐解く、2023年のサイバー攻撃
・警察庁の2023年サイバー犯罪レポートを読む~法人として備えるべきポイント~
・2024年第1四半期の国内セキュリティインシデントを振り返る
加えて、国内外の様々な規制やガイドラインが新設・強化され、こうしたガバナンス面での対応に追われる組織も多いことでしょう。
参考記事:
・経済安全保障推進法をサイバーセキュリティ視点でとらえる~企業が備えるべきポイントを解説~
・セキュリティ・クリアランスとは?なぜ日本で必要性が高まっているのか?
・EUサイバーレジリエンス法とは~日本企業も無関係ではない?その影響を考察する
「セキュリティ対策を実施するにあたり、すべてに手を打てない以上、どこに集中すべきかわからない」、「自社のサイバーリスクをどう把握すべきなのか?」―。サイバーリスクマネジメントを担うセキュリティ責任者やSOCリーダーは、今「サイバーリスク」という見えにくいものにどう立ち向かうべきなのか、その模索を続ける最前線に立たされていると言えるでしょう。
前述の通り、「Risk to Resilience 2024」のコンセプトは、「AI時代のサイバーセキュリティコントロール」です。この先の技術進化によって更なるサイバーリスクに翻弄されないためにー。トレンドマイクロが持ち得る知見・技術・ノウハウを本カンファレンスで体感いただくことで、お客様のサイバーリスクコントロールの主導権を取り戻す支援をいたします。
写真:2023年開催時の講演の様子
(左:上席執行役員 日本地域ビジネス統括バイスプレジデント 新井、
右:執行役員 エンタープライズビジネス統括 兼 エンタープライズ営業本部 本部長 松田)
本カンファレンスは、2部構成となっています。
前半の基調講演は組織全体のサイバーリスクコントロールに必要な要素をテーマに、取締役副社長 大三川 彰彦からサイバーリスクマネジメントにおいてリスクの主導権を握る組織になるためのポイント、上席執行役員 新井 一人からAIの悪用がもたらすサイバーリスクやAIの活用により強化されるセキュリティ対策についてお話します。加えて、お客様にもご登壇いただき、お客様独自のサイバーリスクコントロール戦略についてお話頂く予定です。
・パナソニックグループのサイバーリスクコントロール戦略(パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 様)
後半のブレイクアウトセッションは、自社を取り巻くサイバー攻撃の状況を平時から把握しリスクを最小化する「予防トラック」、サイバー攻撃を迅速に捉え被害を最小限にとどめる「復旧トラック」2つのトラックを設け、各専門分野のスペシャリストが最新のサイバーセキュリティ対策を解説します。ブレイクアウトセッション及びデモを含めた展示は以下を予定しています※。
※ セッションやデモ内容は変更になる可能性があります。予めご了承ください。
<ブレイクアウトセッション>
・AIとセキュリティの交差点は「運用」にあり ~人間の盲点をカバーするAI活用のすすめ~
・いざという時に慌てない セキュリティエンジニアが知っておきたい『復旧宣言』の3条件
・サイバー攻撃の被害に遭った企業は何を強化したのか
・サイバーセキュリティでアウトソースすべきこと、すべきではないこと
・コープデリと語り合う「サイバーセキュリティ対策で検討すべきポイント」とは?(コープデリ生活協同組合連合会 様)
・ツムラの考えるセキュリティインシデントの復旧体制の組み立て方(株式会社ツムラ 様)
・堀場製作所の中長期経営計画を支える”ほんまもん”のサイバーセキュリティ戦略(株式会社堀場製作所 様)
・神戸製鋼所のサイバーリスクコントロール戦略(株式会社神戸製鋼所 様)
・ロームとトレンドマイクロが語るインシデント事例から見えてきた対応のポイント(ローム株式会社 様、トレンドマイクロ株式会社)
<展示>
・アンダーグラウンドリサーチ ~ランサムウェア攻撃者、アクセスブローカーの実態~
・自社のリスクを可視化する「アタックサーフェスリスクマネジメント」
写真:2023年開催時の講演の様子(右:執行役員 マーケティング本部 本部長 飯泉)
「サイバーリスクコントロールの主導権を取り戻すためのヒント」を、ぜひ本カンファレンスを通じて持ち帰っていただければ幸いです。
SecurityGOでは随時、本カンファレンス関連のニュースや注目ポイントを発信してまいりますので、ご期待ください。
ぜひ皆様のご来場をお待ちしております!
(開催概要)
■ イベント名称:
2024 Risk to Resilience World Tour Japan ~"AI ×セキュリティ"が進む先~
■ 会期および会場:
<東京>
2024年7月23日(火) 13:00-17:20 (12:00 開場予定)
グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール 東京都港区高輪3丁目13−1
<大阪>
2024年8月1日(木) 13:00-17:20 (12:00 開場予定)
ホテル阪急インターナショナル 大阪府大阪市北区茶屋町19-19
■ 講演内容: プログラムの詳細および講演者は、
「2024 Risk to Resilience World Tour Japan ~"AI ×セキュリティ"が進む先~」特設サイトにて順次紹介します。
■ 参加方法:事前登録制(無料)です。
■ 主催:トレンドマイクロ株式会社
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