課題
ネットワーク資産の可視化が低下することによるリスク
ネットワークは、ユーザ、デバイス、アプリケーションなど、資産全体をつなぐIT環境のベースとなるものです。重要なリソースは、パブリッククラウドからプライベートネットワークまで、あらゆる場所に存在し、一部は企業のデータセンターやオフィスにも残っています。「ネットワークの境界」が失われつつある現在、情報漏洩を防ぐにはどのように対処すればよいのでしょうか。
データが溢れ、洞察が困難になる
侵入防御システム、次世代ファイアウォール、アクセスゲートウェイなど、多くのセキュリティ製品を導入している環境では、ネットワークからは膨大な量のテレメトリとアラートが生成されます。このような複雑さは、DNSトンネリングなどの脅威が企業内に侵入することを容易にします。サイロ化したセキュリティレイヤーは、ネットワークの全体像を把握できなくしています。
OT特有のリスク
生産設備の停止や機器の損傷から安全衛生上の危険まで、産業制御システムやOT(Operational Technology)環境への攻撃は、企業にとって大きなサイバーリスクとなっています。 さらに、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)やロボットなどの産業機器には独自のセキュリティ要件があり、独自のプロトコルやレガシーOSが使用され、その要件に適したセキュリティソリューションが見つかりにくいという課題があります。
ソリューション
サイバーリスクマネージメントによるリスクの削減
ネットワークセキュリティは、統合サイバーセキュリティプラットフォーム Trend Oneを構成する重要な要素です。可視性を高めるコンテキスト化されたアラート分析を通じて、クラウド、データセンター、工場など、お客さまのネットワーク環境全体に対する保護を実現します。
ネットワークエッジの曖昧さがもたらす課題を解決するためには、新しいアプローチが必要です。Trend Oneは、ユーザ、デバイス、アプリケーション間の接続に対してリアルタイムのリスク評価を実現します。リスクベースのアクセス制御をリアルタイムで自律的に行うことで、リスクを低減します。
Trend Vision One™は、複数のセキュリティレイヤにまたがる検知および対応機能を備えています。ネットワークテレメトリーと検知機能は、情報に基づいた判断をするために攻撃に関する洞察を提供し、ID、エンドポイント、アプリケーション、ファイアウォール、その他のサードパーティソリューションとの統合を通じてイベントを紐づけます。巧妙化する脅威を見つけ出すことで、より迅速に検知し、対応できます。
ネットワークパフォーマンスはお客さまの最優先事項です。最も要求の厳しいデータセンター向けの高性能ハードウェアから、拠点向けの仮想アプライアンス、AWSやAzureと統合してクラウド運用を簡素化するSaaSベースのソリューションまで、当社の製品群は、お客さまのネットワーク環境を妨げたり運用を複雑にすることはありません。
Trend Oneは、ITとOTの両方の環境において脅威からの保護・検知・対応を支援します。トレンドマイクロのOTセキュリティソリューションは、レガシーおよび最新のシステムを包括的に保護し、環境固有の要件をサポートし、OT環境で最適に動作するように設計されています。
統計データ
見えざる影響
62%
可視化に課題がある組織の割合
Trend Micro Research
89%
サイバー攻撃がサプライチェーンに影響を与えたと回答した組織の割合
Trend Micro Research
Forrester Wave™のリーダーに選出
Forrester Wave™: Network Analysis and Visibility, 2023において「リーダー」に選出
関連情報を見る
Trend Oneで全体像を把握