500万人を超える組合員の生活インフラを止めないために。コープデリグループのサイバーセキュリティ対策の軌跡 ~2024 Risk to Resilienceへの思い
7月23日東京で開催される「2024 Risk to Resilience World Tour Japan」に登壇されるコープデリ生活協同組合連合会。今回は同会安全推進・法務部の部長 本多 達(ほんだ とおる)氏、同部法務・内部統制課 担当課長の常山 幸生(とこやま ゆきお)氏に登壇にあたっての“思い”についてお聞きしました。
500万人を超える組合員の“生活インフラ”、コープデリグループ
コープデリグループは、6つの会員生協※とコープデリ連合会、その子会社で構成されています。関東信越の1都7県、計500万人を超える組合員を支える、生協として日本最大規模の事業連合です。事業活動の主軸である宅配事業は、週1回6,000品目以上の商品を約6,500台のトラックでご自宅の玄関先までお届けしています。その受発注システムを含めたITシステム全般の運用など、会員生協をサポートするのが、コープデリ生活協同組合連合会(コープデリ連合会)です。
※コープみらい・いばらきコープ・とちぎコープ・コープぐんま・コープながの・コープデリにいがたの6生協。
昨今では、宅配の注文アプリに自動献立作成機能を提供するなど、生活に根差したDXに注力する同会。今回は、同会のサイバーセキュリティ対策に取り組む、同会 安全推進・法務部長 本多 達(ほんだ とおる)氏、同部法務・内部統制課 担当課長 常山 幸生(とこやま ゆきお)氏に、7月23日東京で登壇される「2024 Risk to Resilience World Tour Japan」に対する「思い」について、お聞きしました。
宅配を止めかねないリスクとは何なのか―。今、同会にとってのサイバーリスクは自然災害と同レベルに捉えられています。
当日のセッションでは、トレンドマイクロの社員を聞き手に、2020年ころから取り組んできた同会のサイバーセキュリティ対策の軌跡をお二人に語っていただきます。取り組み初期のころの課題・解決策、組織内で急速に取り組みが進んだきっかけ、現状の課題や今後の展望についてお話しいただく予定です。
当カンファレンスへの期待や来場者へのメッセージ
当カンファレンスへの期待についてお聞きしたところ、「トレンドマイクロはまさに同会にとって伴走パートナーといった印象。そのトレンドマイクロや他の企業様の最新事例の講演は、ぜひ参考にしたい」と常山氏は言います。
最後に、どのような方にこのセッションを聞いてほしいか?との質問を聞いたところ、お二人からそれぞれ素敵なメッセージをいただきました。
「“不安”というのは、“知らない”ことから沸き起こるものだと思う。情報を得て“既知”のものにすれば、不安は軽減されると思う。そういう意味では、最新の情報や考え方のヒントを得る場としてぜひこのような場を活用したいし、してほしい(本多氏)」。
「自分も取り組み初期のころは、サイバーセキュリティの右も左も分からなかった。今でもベストな取り組みとは考えておらず、日々改善の毎日。自分たちの取り組み状況が、これからサイバーセキュリティ対策に着手される方にお役に立つのなら、ぜひ聞いてほしい(常山氏)」。
ぜひ、同会のセッションを通して、サイバーリスクコントロールを担当される際の考え方や課題克服のノウハウをお持ち帰りください。
<関連記事>
・サイバーセキュリティカンファレンス「Risk to Resilience 2024」見どころ紹介~7.23東京、8.1大阪 開催~
・堀場製作所の中長期経営計画「MLMAP2028」を支えるサイバーセキュリティ戦略とは?~2024 Risk to Resilienceへの意気込み
・ロームのセキュリティ責任者に聞いたインシデント対応のポイント ~ 2024 Risk to Resilience World Tour Japanへの期待
・200社超のセキュリティツールを統合した神戸製鋼所の戦略とは?
・AIとセキュリティの交差点は「運用」にあり!~2024 Risk to Resilience World Tour Japanセッション紹介①
・サイバーセキュリティでアウトソースすべきこと、すべきではないこと ~2024 Risk to Resilience World Tour Japanセッション紹介②
Security GO新着記事
サイバーセキュリティの原点回帰:EPP・EDR・XDRの違いを理解する
(2024年11月22日)
ダークパターンとは?企業にとってのリスクを解説
(2024年11月20日)
PPAPだけじゃない?セキュリティリスクにつながりかねない商習慣3選
(2024年11月20日)