「用語集」
- 「ダメージ度」とは、マルウェア(不正プログラムやワームなど)の感染により、コンピュータやネットワークが直接または間接的に被害を受ける可能性を表す指標のことで、「高」・「中」・「低」に分類される。マルウェアのなかには、ファイルの削除や破壊を目的として設計されたものもあり、ユーザに直接的な ”ダメージ” を与える。「サービス拒否(DoS)攻撃」を実行するマルウェアの場合、特定の標的に対し大量のデータを送信することによって、ユーザに直接または間接的な被害をもたらす可能性がある。大量スパムメール関連のマ...「ダイヤラ」とは、コンピュータのネットワーク接続設定を変更するプログラムのこと。以前はダイアルアップ接続の設定変更が主だったためダイヤラの名称が残った。悪質なものではないことも多いが、勝手にアダルトサイトなどへ接続し高額な情報料を取ったり、国際電話にダイヤルさせる悪質なものもある。通常セキュリティ対策製品では、悪質なもののみを検出する。ダイアラー、ダイアラ、ダイヤラーとも呼ばれる。「ダイナミック・リンク・ライブラリ(Dynamic Link Libraries)」とは、他のアプリケーションおいて必要な一連の機能や動作を提供したり、また他のライブラリにない機能や動作を自身と共有したりする手法のこと。特にWindowsにおいて頻繁に利用されている手法でもある。この手法を用いれば、特定の機能や動作において、全てのアプリケーションがコードを保持する必要はなく、共有が可能になり、システムリソースが有効活用できる。「ドロッパー」とは、自身のコードから他のファイルを作成するプログラムのこと。通常、複数のファイルをコンピュータに作成して不正なプログラムパッケージをインストールする。ファイルの作成以外の他の機能も備えている場合もある。「トラックウェア」とは、コンピュータ上で実行されたアクションやユーザのキー入力操作情報などを "track" 、つまり追跡して、第3者に追跡した情報を送信するソフトウェアのプログラムのこと。また、感染コンピュータのシステム情報を収集して送信する場合もある。ただし、ユーザの身元が認識できるような個人情報は収集しない。