「用語集」
- 「ハッキングツール」とは、コンピュータやネットワークセキュリティに不正侵入するプログラムのことで、侵入するコンピュータによって異なる機能を備えている。また、システム管理者が、ネットワーク上の脆弱性をテストして不正侵入可能な場所を探し出すためにこれと類似したツールを使用する。
- Hacktivism(ハクティビズム)とは、政治的な理由から、サービス拒否(DoS)攻撃等のマルウェアの攻撃手法が利用されることを意味する。通常、マルウェアによる攻撃は、金銭目的やその他の個人的な理由から利用されるのが普通であり、特に政治的な理由による攻撃を、このような呼び名で区別している。このため、Hacktivism(ハクティビズム)の被害者は、特定の国や、ケーブルニュース・チャンネル、政治家である場合が多い。
- ハッシュ値とは、いわゆるファイルにおける指紋と考えることができる。通常、ファイル内のコンテンツは、暗号アルゴリズムおよび固有な数値でプロセスされるが、後者を特にハッシュ値と呼び、ファイル内のコンテンツを特定化する際に利用されるからである。このため、たとえば、ファイル内のコンテンツが改変された場合、ハッシュ値も大幅に変わるため、ファイル改変の手がかりとなる。現在、「MD5」および「SHA1」という2種類のアルゴリズムが、ハッシュ値生成に最も広く利用されている。
- 「ふるまい検知(ヒューリスティック検出)」とは、検索対象のプログラムの動作をエミュレートして解析し、「ルール」と合致する動作をするプログラムを1対多で不正プログラムの疑いありと判定する検出方法のこと。「ルール」は不正プログラムの活動を分析して作成される。
- 「Hyper-Text Transfer Protocol(HTTP)」は、インターネット上のHTML文書のような情報を転送するために用いられる。
- 「Hyper-Text Transfer Protocol Secure(HTTPS)」とは、セキュリティ強化のためHTTPにSecure Socket Layer(SSL)を使用する機能を付加したプロトコルのこと。