COINMINER.WIN32.TEVEPLUGS.THAOODAH
HEUR:Trojan.MSIL.Miner.gen (Kaspersky), MSIL/CoinMiner.AQZ!tr (Fortinet)
Windows
マルウェアタイプ:
仮想通貨発掘ツール(コインマイナー)
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
コインマイナーは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 コインマイナーは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
コインマイナーは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
コインマイナーは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
インストール
コインマイナーは、以下のファイルを作成し実行します。
- %User Temp%\zip.exe ← Coinminer.MSIL.MALXMR.THAOODAH
- %User Temp%\leer.vbs ← Worm.VBS.Dunihi.TVP
- %User Temp%\Tv-Plug-In.exe
- %User Temp%\__tmp_rar_sfx_access_check_36139816
- %User Temp%\iisfcgi.dll
- %User Temp%\iisfreb.dll
- %User Temp%\iisreqs.dll
- %User Temp%\iisres.dll
- %User Temp%\iisRtl.dll
- %User Temp%\iisutil2.dll
- %User Temp%\iisvermg.dll
- %User Temp%\iiswsock.dll
- %User Temp%\iprestr.dll
- %User Temp%\browscap.ini
- %User Temp%\iisexpress.exe
- %User Temp%\IisExpressAdminCmd.exe
- %User Temp%\iisexpresstray.exe
- %User Temp%\authanon.dll
- %User Temp%\authbas.dll
- %User Temp%\authcert.dll
- %User Temp%\authmap.dll
- %User Temp%\authsspi.dll
- %User Temp%\browscap.dll
- %User Temp%\cachtokn.dll
- %User Temp%\IisExpressadminCmd.resources.dll
- %User Temp%\iisexpresshelper.dll
- %User Temp%\iisexpresstray.dll
- %User Temp%\IisExpressAdminCmd.exe.config
- %User Temp%\iisexpress.exe.manifest
- %User Temp%\iisexpressshim.sdb
- %User Temp%\nsb78C8.tmp\welcome.bmp
- %User Temp%\nsb78C8.tmp\header.bmp
- %User Temp%\nsb78C8.tmp\Eula.txt
- %User Temp%\nsb78C8.tmp\nsDialogs.dll
- %User Temp%\nsb78C8.tmp\System.dll
- %User Startup%\leer.vbs ← Worm.VBS.Dunihi.TVP
コインマイナーは、以下のプロセスを追加します。
- %System%\WScript.exe "%User Temp%\leer.vbs"
- %User Temp%\zip.exe
(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\__tmp_rar_sfx_access_check_36139816
- %User Temp%\Tv-Plug-In.exe
- %User Temp%\zip.exe
- %User Temp%\leer.vbs
- %User Temp%\iisfcgi.dll
- %User Temp%\iisfreb.dll
- %User Temp%\iisreqs.dll
- %User Temp%\iisres.dll
- %User Temp%\iisRtl.dll
- %User Temp%\iisutil2.dll
- %User Temp%\iisvermg.dll
- %User Temp%\iiswsock.dll
- %User Temp%\iprestr.dll
- %User Temp%\browscap.ini
- %User Temp%\iisexpress.exe
- %User Temp%\IisExpressAdminCmd.exe
- %User Temp%\iisexpresstray.exe
- %User Temp%\authanon.dll
- %User Temp%\authbas.dll
- %User Temp%\authcert.dll
- %User Temp%\authmap.dll
- %User Temp%\authsspi.dll
- %User Temp%\browscap.dll
- %User Temp%\cachtokn.dll
- %User Temp%\IisExpressadminCmd.resources.dll
- %User Temp%\iisexpresshelper.dll
- %User Temp%\iisexpresstray.dll
- %User Temp%\IisExpressAdminCmd.exe.config
- %User Temp%\iisexpress.exe.manifest
- %User Temp%\iisexpressshim.sdb
- %User Temp%\nsb78C8.tmp\welcome.bmp
- %User Temp%\nsb78C8.tmp\header.bmp
- %User Temp%\nsb78C8.tmp\Eula.txt
- %User Temp%\nsb78C8.tmp\nsDialogs.dll
- %User Temp%\nsb78C8.tmp\System.dll
- %User Startup%\leer.vbs
手順 5
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「COINMINER.WIN32.TEVEPLUGS.THAOODAH」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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