BKDR_GIPPERS.A

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからリモートで受信する特定のコマンドを実行します。これにより、感染コンピュータおよび同コンピュータ上の情報は危険にさらされることとなります。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

• PE_GIPPERS.A

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

• %User Startup%\Update.bat - creates the Auto-run registry entry

(註：%User Startup%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、" C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup" です。.)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

• %Temp%\logs

(註：%Temp%フォルダは、一時的にファイルが保存されるフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Windows\Temp" です。.)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Windows
Load = %Temp%\sqlserver.exe

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

• Create/Update INI files with the following filenames:
  • %Temp%\usrer_{number}.ini
  • %Temp%\usr32_{number}.ini
  • %Temp%\sos32_{number}.ini
• Create/Delete log file
  • %Temp%\logs\DownFileTree.log
• Execute arbitrary files
• Sleep
• Terminate
• Delete its copy

(註：%Temp%フォルダは、一時的にファイルが保存されるフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Windows\Temp" です。.)

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

• http://{BLOCKED}d.{BLOCKED}s.biz:80/result?hl=en&meta={data}
• http://{BLOCKED}ter.{BLOCKED}s.info:80/result?hl=en&meta={data}

マルウェアは、コマンド＆コントロール（C&C）サーバに以下の情報を通知します。

• Computer Name
• User Name
• OS Version Information
• CPU Information

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。