解析者: Michael Cabel   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 13,312 bytes
タイプ XLS
発見日 2012年3月8日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %User Profile%\Application Data\Microsoft\Excel\XLSTART\StartUp.xls

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.826.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年3月9日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.827.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年3月10日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「X97M_LAROUX.LX」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

註:

「X97M_」などの接頭辞を持つマクロウィルス系のマルウェアは、基本的にすべて製品の機能で「駆除」処理が行えます。「駆除」に失敗となる場合は亜種、誤警告などの可能性があります。弊社宛検体をいただければ解析の上対応を行います。  → サポートセンター受付フォーム


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください