解析者: Anthony Joe Melgarejo   

 別名:

[1.OLE]:X97M/Laroux.a.gen (McAfee), X97M.Laroux.gen (Symantec), XM97/Laroux-Fam (Sophos), Virus.MSExcel.Laroux.Cs (Ikarus)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    その他

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

この不正なMicrosoft Excelのファイルが開かれると、マルウェアは、特定のExcelファイルに自身のコードをコピーします。また、マルウェアは新規作成されたExcelファイルにも自身のコードをコピーします。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、感染コンピュータ上で、特定の感染活動を実行します。

  詳細

ファイルサイズ 14,336 bytes
タイプ XLS
発見日 2012年9月18日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Profile%\Application Data\Microsoft\Excel\XLSTART\BOOK1.xls

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)

その他

マルウェアは、以下の感染活動を実行します。

  • Once this malicious Microsoft Excel file is opened, it copies its code to the BOOK1.xls file. It also copies its code to newly created Excel documents.

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI OPR パターンバージョン 9.407.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年9月18日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Profile%\Application Data\Excel\XLSTART\BOOK1.xls

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「X97M_LAROUX.EQ」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください