解析者: Jennifer Gumban   

 別名:

Worm:Win32/VB.WJ (Microsoft), W32/Autorun.worm.c (McAfee)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、特定のレジストリ値を変更し、ファイルの拡張子を非表示にします。

ワームは、感染コンピュータ上のすべての物理ドライブ内に自身のコピーを作成します。 ワームは、リムーバブルドライブ内に自身のコピーを作成します。作成されたコピーのファイル名として、上記のドライブ上に存在するフォルダ名を使用します。

ワームは、Internet Explorer(IE)のゾーン設定を変更します。

  詳細

ファイルサイズ 540,672 bytes
タイプ EXE
発見日 2013年8月13日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
"(Default Value)" = "%SystemRoot%\{Random Numbers}-.exe"

他のシステム変更

ワームは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes
exefile =

ワームは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\ShellNoRoam\MUICache\
C:\WINDOWS
{Random Name}.exe = "{Random Name}"

ワームは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
Hidden = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
ShowSuperHidden = "0"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「"1"」となります。)

ワームは、以下のレジストリ値を変更し、ファイルの拡張子を非表示にします。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
HideFileExt = "1"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「"0"」となります。)

感染活動

ワームは、感染コンピュータ上のすべての物理ドライブ内に自身のコピーを作成します。

ワームは、リムーバブルドライブ内に自身のコピーを作成します。作成されたコピーのファイル名として、上記のドライブ上に存在するフォルダ名を使用します。

Webブラウザのホームページおよび検索ページの変更

ワームは、IEのゾーン設定を変更します。