プラットフォーム:

Windows 98, ME, NT, 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。



  詳細

ファイルサイズ 23552 bytes
メモリ常駐 はい
発見日 2009年12月17日

インストール


マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

    • %System%\export.exe
    • %User Temp%\UACc825.tmp
    • %User Temp%\UACc026.tmp
    • %User Temp%\UACb9bd.tmp
    • %User Temp%\UAC3c6.tmp
    • %User Temp%\UACbebf.tmp
    • %User Temp%\UACbb63.tmp
    • %User Temp%\UACb44f.tmp
    • %User Temp%\UAC722.tmp
    • %User Temp%\UACc5c3.tmp
    • %User Temp%\UAC6c4.tmp
    • %User Temp%\UACbf3c.tmp
    • %User Temp%\UACe458.tmp
    • %User Temp%\UACb5e5.tmp
    • %User Temp%\UACb71d.tmp
    • %User Temp%\UACabd3.tmp
    • %User Temp%\UAC7ae.tmp
    • %User Temp%\UAC760.tmp
    • %User Temp%\UACe36d.tmp
    • %User Temp%\UACc883.tmp
    • %User Temp%\UACbfd8.tmp
    • %User Temp%\UACb652.tmp
    • %User Temp%\UAC676.tmp
    • %User Temp%\UACbb05.tmp
    • %User Temp%\UACb6df.tmp
    • %User Temp%\UACb410.tmp
    • %User Temp%\UACc798.tmp

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、""C:\Windows\System""、Windows NT および 2000 の場合、""C:\WinNT\System32""、Windows XP および Server 2003 の場合、""C:\Windows\System32"" です。)

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

)



自動実行方法


マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。



他のシステム変更


マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。


  対応方法


手順 1


メモリ上で実行されているプロセスを終了します。

[ 詳細 ]

  1. 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャに表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  2. 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

DATA_GENERIC
  • 使用している Windows のバージョンに応じて、[タスクの終了]、または、[プロセスの終了]をクリックします。
  • マルウェアのプロセスが終了されているかを確認するには、タスクマネージャを再起動してください。
  • タスクマネージャを閉じてください。

  • 手順 2


    このレジストリ値を削除します。

    [ 詳細 ]

    警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
    レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
    レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

    • HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\MICROSOFT\Internet Explorer\Download
      • CheckExeSignatures=no
      • RunInvalidSignatures=00000001
    • HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\MICROSOFT\Windows\CURRENTVERSION\Policies\Attachments
      • SaveZoneInformation=00000001
    • HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\MICROSOFT\Windows\CURRENTVERSION\Policies\Associations
      • LowRiskFileTypes=.zip;.rar;.nfo;.txt;.exe;.bat;.com;.cmd;.reg;.msi;.htm;.html;.gif;.bmp;.jpg;.avi;.mpg;.mpeg;.mov;.mp3;.m3u;.wav;.scr;
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MICROSOFT\Windows\CURRENTVERSION\Run\taskmgra
      • %System%\export.exe=REG_SZ


    手順 3


    以下のファイルを検索し削除します。

    [ 詳細 ]
    コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
    • %System%\export.exe


    手順 4


    最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_VB.ITK」と検出したファイルはすべて削除してください。 註=検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。ただし、念のため、隔離されたファイルを削除してください。詳しくは、こちらをご確認下さい。


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