解析者: Sabrina Lei Sioting   

 別名:

TrojanDropper:Win32/Stuxnet.A (Microsoft); Worm.Win32.Stuxnet.m (Kaspersky); Win32.Worm.Stuxnet.A (FSecure); W32/Stuxnet.A!tr (Fortinet); Trojan.Win32.Chifrax (Ikarus); Win32/Stuxnet.A worm (Nod32);

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。 ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、作成されたファイルを実行します。

  詳細

ファイルサイズ 774,676 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2011年4月5日

侵入方法

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、以下のコンポーネントファイルを作成します。

  • %System%\drivers\mrxcls.sys
  • %System%\drivers\mrxnet.sys

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)

ワームは、以下の無害なファイルを作成します。

  • %Windows%\inf\mdmcpq3.PNF
  • %Windows%\inf\mdmeric3.PNF
  • %Windows%\inf\oem6C.PNF
  • %Windows%\inf\oem7A.PNF

(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。)

作成活動

ワームは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\malware.exe

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

ワームは、作成されたファイルを実行します。

その他

ワームは、以下のWebサイトにアクセスしてインターネット接続を確認します。

  • www.windowsupdate.com

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 7.952.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年4月5日
VSAPI OPR パターンバージョン 7.953.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年4月6日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  %User Temp%\malware.exe
%System%\drivers\mrxcls.sys
%System%\drivers\mrxnet.sys
%Windows%\inf\mdmcpq3.PNF
%Windows%\inf\mdmeric3.PNF
%Windows%\inf\oem6C.PNF
%Windows%\inf\oem7A.PNF

手順 4

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「WORM_STUXNET.AA」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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