別名:

Worm:Win32/VB.VX (Microsoft); W32/Rontokbro.gen@MM (McAfee); Trojan.Win32.Vilsel.bozg (Kaspersky); Mal/VB-F, Mal/VB-F, Mal/VB-F (Sophos); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Trojan horse VB.AUHN (AVG)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、タスクマネージャやレジストリエディタ、フォルダオプションを無効にします。

  詳細

ファイルサイズ 360,448 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2015年3月7日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
gpmce = "\Angel2.exe"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
gpmce = "\Angel2.exe"

他のシステム変更

ワームは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
system

HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\
Microsoft\Windows\System

ワームは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
DisableThumbnailCache = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\
Microsoft\Windows\System
disableCMD = "2"

ワームは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\Main
start page = "www.gpmce.net"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「http://www.microsoft.com/isapi/redir.dll?prd=ie&pver=6&ar=msnhome」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\Main
search page = "www.booble.com"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「http://www.microsoft.com/isapi/redir.dll?prd=ie&ar=iesearch」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}
LocalizedString = "@%SystemRoot%\system32\SHELL32.dll,-8964"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「{random values}」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}
LocalizedString = "@%SystemRoot%\system32\shell32.dll,-9216"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「{random values}」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\DefaultIcon
empty = "%SystemRoot%\Explorer.exe,0"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「{random values}」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\DefaultIcon
full = "%SystemRoot%\Explorer.exe,0"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「{random values}」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
Hidden = "1"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「2」となります。)

ワームは、以下のレジストリ値を追加し、タスクマネージャやレジストリエディタ、フォルダオプションを無効にします。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer
NoFolderOptions = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
system
DisableTaskMgr = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
system
DisableRegistryTools = "1"

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

レジストリエディタおよびタスクマネージャ、フォルダオプションの機能を有効にします。

[ 詳細 ]
この手順により、このワームが無効にした他のアプリケーションまたはプログラムの機能も有効になります。

手順 4

不明なレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies
    • system
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows
    • System

手順 5

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • gpmce = "\Angel2.exe"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • gpmce = "\Angel2.exe"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
    • DisableThumbnailCache = "1"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\System
    • disableCMD = "2"

手順 6

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
    • From: start page = "www.gpmce.net"
      To: start page = ""http://www.microsoft.com/isapi/redir.dll?prd=ie&pver=6&ar=msnhome""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
    • From: search page = "www.booble.com"
      To: search page = ""http://www.microsoft.com/isapi/redir.dll?prd=ie&ar=iesearch""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}
    • From: LocalizedString = "@%SystemRoot%\system32\SHELL32.dll,-8964"
      To: LocalizedString = ""{random values}""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}
    • From: LocalizedString = "@%SystemRoot%\system32\shell32.dll,-9216"
      To: LocalizedString = ""{random values}""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\DefaultIcon
    • From: empty = "%SystemRoot%\Explorer.exe,0"
      To: empty = ""{random values}""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\DefaultIcon
    • From: full = "%SystemRoot%\Explorer.exe,0"
      To: full = ""{random values}""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
    • From: Hidden = "1"
      To: Hidden = ""2""

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「WORM_RONTOKBR.BZ」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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