更新者 : Cris Nowell Pantanilla

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 フラッシュドライブを介した感染活動

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

ワームは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

ファイルサイズ 75,776 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年8月24日
ペイロード システムセキュリティへの感染活動, URLまたはIPアドレスに接続, ファイルの作成, 広告の表示

侵入方法

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %User Profile%\{random}.exe

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)

ワームは、以下の通常のプロセスにスレッドを組み込みます。

  • SVCHOST.EXE

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Taskman = "%User Profile%\{random}.exe"

感染活動

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

上記INFファイルには、以下の文字列が含まれています。

[autorun]
{garbage code}
shell\\Open\\command=pushaka\lidllla.exe
{garbage code}
action=Open folder to view files using Windows Explorer
{garbage code}
Shell\\open\\command=pushaka\lidllla.exe
{garbage code}
shellexecute=pushaka\lidllla.exe
{garbage code}
shell\\explore\\command=pushaka\lidllla.exe
{garbage code}
icon=SHELL32.dll,4
{garbage code}
open=pushaka\lidllla.exe
{garbage code}
USEAUTOPLAY=1
{garbage code}

その他

ワームは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • {BLOCKED}e.{BLOCKED}usenumber.com
  • {BLOCKED}k.{BLOCKED}-protection.net.ru
  • {BLOCKED}d.{BLOCKED}udio.ru
  • {BLOCKED}a.{BLOCKED}nds.su
  • {BLOCKED}l.{BLOCKED}owerbord.com

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 9.346.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年8月24日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.347.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年8月25日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

スタートアップディスク、または、回復コンソールを用いて、「WORM_RIMECUD.ACA」として検出されたファイルを確認し削除します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
    • Taskman = "%User Profile%\{random}.exe"

手順 4

「WORM_RIMECUD.ACA」が作成した AUTORUN.INF を検索し削除します。このファイルには、以下の文字列が含まれています。

[ 詳細 ]
[autorun]
{garbage code}
shell\\Open\\command=pushaka\lidllla.exe
{garbage code}
action=Open folder to view files using Windows Explorer
{garbage code}
Shell\\open\\command=pushaka\lidllla.exe
{garbage code}
shellexecute=pushaka\lidllla.exe
{garbage code}
shell\\explore\\command=pushaka\lidllla.exe
{garbage code}
icon=SHELL32.dll,4
{garbage code}
open=pushaka\lidllla.exe
{garbage code}
USEAUTOPLAY=1
{garbage code}

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_RIMECUD.ACA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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