更新者 : Michael Cabel

 別名:

MICROSOFT (Worm:Win32/Rebhip.A);

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、感染コンピュータから特定の情報を収集します。

  詳細

ファイルサイズ 534,699 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年10月16日
ペイロード 情報収集, URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、以下の無害なファイルを作成します。

  • %User Temp%\UuU.uUu
  • %User Temp%\XxX.xXx

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System%\Adobe Flash\Update.exe

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer\Run
Policies = %System%\Adobe Flash\Update.exe

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
HKCU = %System%\Adobe Flash\Update.exe

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{AS7B67H0-BT74-553R-G584-6IX3Q7VM5UTR}
StubPath = %System%\Adobe Flash\Update.exe

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\policies\
Explorer\Run
Policies = %System%\Adobe Flash\Update.exe

感染活動

ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。

  • task.exe
  • system.exe
  • winbackup.exe
  • windows.exe
  • update.exe

情報漏えい

ワームは、感染コンピュータから以下の情報を収集します。

  • List of security softwares installed on the system
  • List of running processes
  • List of running services
  • Gather keystrokes

情報収集

ワームは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。

  • {BLOCKED}y.{BLOCKED}d.me.uk

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 9.462.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年10月16日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.463.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年10月16日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

メモリ上で実行されているプロセスを終了します。

[ 詳細 ]

註:検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。 %System%\Adobe Flash\Update.exe

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer\Run
    • Policies = %System%\Adobe Flash\Update.exe
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • HKCU = %System%\Adobe Flash\Update.exe
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Active Setup\Installed Components\{AS7B67H0-BT74-553R-G584-6IX3Q7VM5UTR}
    • StubPath = %System%\Adobe Flash\Update.exe
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\Explorer\Run
    • Policies = %System%\Adobe Flash\Update.exe

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
%User Temp%\UuU.uUu
%User Temp%\XxX.xXx

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_REBHIP.CM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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