解析者: Christopher Daniel So   

 別名:

VirTool:Win32/VBInject.gen!CU (Microsoft); W32.Pilleuz (Symantec); P2P-Worm.Win32.Palevo.lrs, P2P-Worm.Win32.Palevo.lrs (Kaspersky); Backdoor.Sdbot.DGDK (FSecure); Troj/VBDrop-P (Sophos); Worm.Win32.Palevo.mwz (v) (GFI-Sunbelt); W32/Kolab.HQL!worm (Fortinet); W32/Worm.AXRV (exact) (FProt); Worm/Palevo.lrs.4 (AntiVir); W32/Worm.AXRV (Authentium); Worm.P2P.Palevo-12 (ClamAV); P2P-Worm.Win32.Palevo (Ikarus); Trojan W32/VBTroj.CEPA (Norman); I-Worm.Palevo.lrs (Quickheal); Trojan-Dropper.VB.Clare (VBA32)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。 ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年4月14日

侵入方法

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System Root%\RECYCLER\{random SID}\{random file name}.exe

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

ワームは、以下のファイルを作成します。

  • %System Root%\RECYCLER\{random SID}\Desktop.ini - non-malicious files

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Taskman = "%System Root%\RECYCLER\{random SID}\{random file name}.exe"

感染活動

ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。

  • {drive letter}:\Docs\print.exe

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

上記INFファイルには、以下の文字列が含まれています。

[autorun
;OEP
open=.\Docs\print.exe
;??
:cmp
;tg
icon=%System Root%\system32\SHELL32.dll,4
:jmp3
;ü?g?ÝYwb??F?]L??CìF?mö?fò=?V÷ÍìTÿ
action=Open folder to view files using Windows Explorer
;?dë???a?s???éü?Y??;`äw??X???L
shell\\\\open\\command=Docs////print.exe
:jne1
;?oÍjBv?è?|??
shell\\explore\\\\command=.\\Docs/print.exe
;ñ=T???L?AÑ???ÈxÖ
;;;;;;;;;;;;;
useautoplay=1
;à`Q??
;(?s??
[autorun]
:goto fuckavg

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

マルウェアは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下のファイルを作成します。

  • {drive letter}:\Docs\Desktop.ini

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900

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