別名:

Worm:Win32/Autorun.NO (Microsoft); [.au3]:W32/Yahlover.worm.gen.i (McAfee); W32.Harakit (Symantec); PAK:UPX, ARC:Embedded, [script.au3]:Trojan.Win32.Autoit.aaz (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 386,378 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2012年10月16日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System%\spoiler.exe
  • %Windows%\Explore.exe

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。. %Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。)

他のシステム変更

ワームは、以下のファイルを削除します。

  • %Windows%\Explore.exe

(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。)

ワームは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT
.grp = "MSProgramGroup"

HKEY_CLASSES_ROOT
MSProgramGroup = "Microsoft Program Group"

HKEY_CLASSES_ROOT
MSProgramGroup\Shell\Open\Command = "%System%\grpconv.exe %1"

ワームは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "Init Application."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "bdg: ..."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "bdg: Done."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "dros: ..."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "dros: Renames."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "dros: Copies."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "dros: Deletes."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "dros: Done."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\GrpConv
Log = "Uninit Application."

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Uninit Application.」となります。)

作成活動

ワームは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\aut2.tmp
  • %System%\drives.inf
  • %User Temp%\aut3.tmp
  • %Temp%\aut1.tmp
  • %Temp%\aut6.tmp
  • %System%\oemlogo.bmp
  • %Temp%\aut7.tmp
  • %Temp%\aut4.tmp
  • %Temp%\aut5.tmp
  • %Temp%\aut8.tmp
  • %System%\drivers\System.exe
  • %System%\services.exe
  • %Windows%\Explore.exe
  • %System%\oeminfo.ini
  • %System%\spoiler.exe

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。. %System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。. %Temp%は、<Windows Temporary フォルダ>のことで、標準設定では "C:\WINNT\Temp" または "C:\Windows\Temp" です。. %Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • .grp = "MSProgramGroup"
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • MSProgramGroup = "Microsoft Program Group"
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • MSProgramGroup\Shell\Open\Command = "%System%\grpconv.exe %1"

手順 3

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "Init Application."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "bdg: ..."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "bdg: Done."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "dros: ..."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "dros: Renames."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "dros: Copies."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "dros: Deletes."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "dros: Done."
      To: Log = ""Uninit Application.""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GrpConv
    • From: Log = "Uninit Application."
      To: Log = ""Uninit Application.""

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\aut2.tmp
  • %System%\drives.inf
  • %User Temp%\aut3.tmp
  • %Temp%\aut1.tmp
  • %Temp%\aut6.tmp
  • %System%\oemlogo.bmp
  • %Temp%\aut7.tmp
  • %Temp%\aut4.tmp
  • %Temp%\aut5.tmp
  • %Temp%\aut8.tmp
  • %System%\drivers\System.exe
  • %System%\services.exe
  • %Windows%\Explore.exe
  • %System%\oeminfo.ini
  • %System%\spoiler.exe

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_OTORUN.AAC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 6

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %Windows%\Explore.exe


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください