更新者 : Adrian Cofreros

 別名:

VirTool:Win32/VBInject.AQ (Microsoft)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、Internet Explorer(IE)のゾーン設定を変更します。

  詳細

ファイルサイズ 17,493,123 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年8月13日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、以下のフォルダを作成します。

  • %TEMP%\IXP000.TMP
  • %TEMP%\_ir_tmpfnt_1
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\RunOnce
wextract_cleanup0 = "rundll32.exe %System%\advpack.dll,DelNodeRunDLL32 "%TEMP%\IXP000.TMP\""

Webブラウザのホームページおよび検索ページの変更

ワームは、IEのゾーン設定を変更します。

その他

ワームは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://www.{BLOCKED}ith-baby.com/install/test.php

ワームは、以下のファイルを作成します。

  • %TEMP%\IXP000.TMP\Adobe9proSolutions.exe
  • %TEMP%\IXP000.TMP\test_notpad_DL.exe
  • %TEMP%\_ir_tmpfnt_1\Arial Black_1.TFT
  • %TEMP%\_ir_tmpfnt_1\Arial_1.TFT
  • %TEMP%\_ir_tmpfnt_1\Constantia.TFT
  • %TEMP%\_ir_tmpfnt_1\Verdana_1.TFT
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Audio\Click1.ogg
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Audio\Glass.ogg
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Audio\High1.ogg
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Audio\Slapstick.ogg
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Audio\loop.ogg
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Buttons\1_1237.btn
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Buttons\48_1237.btn
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Buttons\8_1030.btn
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Buttons\blue_next1.btn
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Buttons\button.btn
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Buttons\exit.btn
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Buttons\minimize.btn
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Docs\AMTLibWrapper.dll
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Docs\Acrobat.dll
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Docs\Adobelm.dll
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Docs\FormDesigner.exe
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Docs\cache.db
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Images\BlackMan2.png
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Images\Magical Snap - 2008.06.26 18.35 - 001.png
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Images\acroba10.jpg
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Images\bg.jpg
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Images\thumbsup.gif
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Plugins\SHAPE\SHAPE.APO
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Plugins\SLIDER\SLIDER.APO
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Plugins\sb_Charcoal.png
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\Plugins\sb_WindowsOS.png
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\AutoPlay\autorun.cdd
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0\autorun.exe

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 7.974.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年4月14日
VSAPI OPR パターンバージョン 7.975.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年4月15日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
    • wextract_cleanup0 = "rundll32.exe %System%\advpack.dll,DelNodeRunDLL32 "%TEMP%\IXP000.TMP\""

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %TEMP%\IXP000.TMP
  • %TEMP%\_ir_tmpfnt_1
  • %TEMP%\ir_ext_temp_0

手順 5

Internet Explorer(IE)のセキュリティ設定を修正します。

[ 詳細 ]

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_INJECT.SMB」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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