WORM_HELLPWN.SMD
Trojan:Win32/Malex.gen!E (Microsoft); W32/Autorun.worm.h (McAfee); W32.SillyFDC (Symantec); Worm.Win32.Agent.vw (Kaspersky); BehavesLike.Win32.Malware.tsc (mx-v) (Sunbelt); Worm.Generic.332334 (FSecure)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
マルウェアタイプ:
ワーム
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
- %Windows%\g34607\winlogon.exe
- %System%\2F855XR\smss.exe
- %Windows%\g34607spawn.cmd
- %System%\dhJ3C7543.exe
- %System%\zF855XRa.exe
- %Windows%\g34607\service.exe
- %System%\2F855XR\lsass.exe
(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。. %System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)
ワームは、以下のフォルダを作成します。
- %Windows%\g34607
- %System%\2F855XR
(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。. %System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)
自動実行方法
ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
8g34607zi = "%Windows%\g34607spawn.cmd"
ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Shell = "explorer.exe, %System%\zF855XRa.exe"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「Explorer.exe」となります。)
他のシステム変更
ワームは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
SYSTEM\LGHT
ワームは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
SYSTEM\LGHT
RND1 = "g34607"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
SYSTEM\LGHT
RND2 = "F855XR"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
SYSTEM\LGHT
RND3 = "hJ3C75"
作成活動
ワームは、以下のファイルを作成します。
- %User Profile%\My Documents\about.html
- %User Startup%\msdos.cmd
- %Windows%\g34607\winlogon.exe
- %System%\2F855XR\smss.exe
- %Windows%\g34607spawn.cmd
- %System%\dhJ3C7543.exe
- %System%\zF855XRa.exe
- %Windows%\g34607\service.exe
- %System%\2F855XR\lsass.exe
(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。. %User Startup%フォルダは、通常、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows NTの場合、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup"、Windows 2000、XP、Server 2003の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup " です。. %Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。. %System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
スタートアップディスク、または、回復コンソールを用いて、「WORM_HELLPWN.SMD」として検出されたファイルを確認し削除します。
手順 3
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\SYSTEM
- LGHT
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- 8g34607zi="%Windows%\g34607spawn.cmd"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SYSTEM\LGHT
- RND1="g34607"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SYSTEM\LGHT
- RND2="F855XR"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SYSTEM\LGHT
- RND3="hJ3C75"
手順 5
変更されたレジストリ値を修正します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
- From: Shell="explorer.exe, %System%\zF855XRa.exe"
To: Shell=Explorer.exe
- From: Shell="explorer.exe, %System%\zF855XRa.exe"
手順 6
以下のフォルダを検索し削除します。
- %Windows%\g34607
- %System%\2F855XR
手順 7
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Profile%\My Documents\about.html
- %User Startup%\msdos.cmd
- %Windows%\g34607\winlogon.exe
- %System%\2F855XR\smss.exe
- %Windows%\g34607spawn.cmd
- %System%\dhJ3C7543.exe
- %System%\zF855XRa.exe
- %Windows%\g34607\service.exe
- %System%\2F855XR\lsass.exe
手順 8
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_HELLPWN.SMD」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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