解析者: Cris Nowell Pantanilla   

 別名:

Worm:VBS/Jenxcus (Microsoft), Worm.VBS.Jenxcus.h (Kaspersky), VBS/Autorun.worm.aait (McAfee)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 リムーバブルドライブを介した感染活動

マルウェアは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

ファイルサイズ 50,889 bytes
タイプ VBS
メモリ常駐 はい
発見日 2015年12月31日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

  • %Application Data%\Microsoft Office\Microsoft Excel.WsF

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %Application Data%\Microsoft Office

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Microsoft Excel = "wscript.exe //D "%Application Data%\Microsoft Office\Microsoft Excel.WsF""

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Microsoft Excel = "wscript.exe //D "%Application Data%\Microsoft Office\Microsoft Excel.WsF""

感染活動

マルウェアは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。

  • Microsoft Excel.WsF

その他

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • http://maroco.{BLOCKED}pc.net:866
  • http://maroco.{BLOCKED}see.com:866
  • http://maroco.{BLOCKED}rectme.net:866

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 12.244.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2015年12月31日
VSAPI OPR パターンバージョン 12.245.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2016年1月1日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「VBS_DUNIHI.KC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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