解析者: Cris Nowell Pantanilla   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

ファイルサイズ 75,269 bytes
タイプ VBS
メモリ常駐 なし
発見日 2017年4月24日

侵入方法

その他は、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

その他は、以下のファイルを作成します。

  • %User Startup%\{random}.vbs ← executes component files
  • %User Profile%\chrome\{random}.vbs ← executes component files
  • %User Profile%\{random}.bat ← executes century.dll
  • %Application Data%\Roaming\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\User Pinned\TaskBar\google chrome.lnk
  • %Application Data%\Roaming\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\google chrome.lnk
  • %User Profile%\Desktop\google chrome.lnk
  • %ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\google chrome.lnk
  • %ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Google Chrome\google chrome.lnk

(註:%User Startup%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、" C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup" です。.. %User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.. %ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。)

その他は、以下のフォルダを作成します。

  • %User Profile%\ext ← extracted from ugt.zip

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.)

他のシステム変更

その他は、以下のファイルを削除します。

  • %User Profile%\*.dll
  • %User Profile%\ugt.zip
  • %Application Data%\Roaming\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\User Pinned\TaskBar\google chrome.lnk
  • %Application Data%\Roaming\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\google chrome.lnk
  • %User Profile%\Desktop\google chrome.lnk
  • %User Profile%\Desktop\google chrome2.lnk
  • %ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\google chrome.lnk
  • %ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Google Chrome\google chrome.lnk
  • %All User Profile%\Desktop\google chrome.lnk
  • %All User Profile%\Desktop\google chrome2.lnk

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.. %ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。)

その他は、以下のフォルダを削除します。

  • %User Profile%\chrome

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.)

その他は、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
Zones\0
1407 = 0

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
Zones\1
1407 = 0

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
Zones\2
1407 = 0

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
Zones\3
1407 = 0

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
Zones\4
1407 = 0

プロセスの終了

その他は、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。

  • rundll32.exe

ダウンロード活動

その他は、以下のWebサイトにアクセスして自身のコンポーネントファイルをダウンロードします。

  • http://storage.{BLOCKEDgleapis.com/zeusthor/th010 ← ugt.zip
  • http://storage.{BLOCKED}gleapis.com/zeusthor/d6 ← century.dll

その他は、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Profile%\ugt.zip
  • %User Profile%\myinside.dll ← extracted from ugt.zip
  • %User Profile%\century.dll

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.)

その他は、ダウンロードしたファイルを実行します。

その他

その他は、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • http://{BLOCKED}devx.net/log3.php

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.360.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年4月24日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.361.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年4月25日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\0
    • 1407 = "0"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\1
    • 1407 = "0"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\2
    • 1407 = "0"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\3
    • 1407 = "0"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\4
    • 1407 = "0"

手順 3

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 %User Profile%\ext

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
%User Profile%\73x
%User Profile%\73bx
%User Profile%\ugt.zip
%User Startup%\{random}.vbs
%User Profile%\{random}.bat
%User Profile%\chrome\{random}.vbs
%Application Data%\Roaming\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\User Pinned\TaskBar\google chrome.lnk
%Application Data%\Roaming\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\google chrome.lnk
%User Profile%\Desktop\google chrome.lnk
%ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\google chrome.lnk
%ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Google Chrome\google chrome.lnk

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「VBS_DLOADE.XXQD」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 6

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。


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