別名:

PWS:Win32/Zbot.gen!AL (Microsoft); PWS-Zbot.gen.xd (McAfee); Trojan-Spy.Win32.Zbot.hzig (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 408,160 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年1月29日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Profile%\Application Data\Huyv

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。)

自動実行方法

スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{58C4EBA0-47A8-AD40-8C85-A85A94978B48} = "%User Profile%\Huyv\ivykde.exe"

他のシステム変更

スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Iwyvub

スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Iwyvub
2e90b3h8 = "{random values}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Iwyvub
2hiec0ea = "2f22fe7b"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Iwyvub
2hiec0ea = "{random values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile
DisableNotifications = "1"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\GloballyOpenPorts\
List
16608:UDP = "16608:UDP:*:Enabled:UDP 16608"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile
DisableNotifications = "0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\GloballyOpenPorts\
List
14919:TCP = "14919:TCP:*:Enabled:TCP 14919"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Iwyvub
17bj2ah2 = "i74iL+qD3qkTdBFS?_CHAR(0x05)_lF?T?Tame"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Iwyvub
369a26hb = "{random characters}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Iwyvub
280gfcd3 = "{random values}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Iwyvub
280gfcd3 = "{random characters}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Account Manager
Server ID = "4"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
WAB\WAB4
FirstRun = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
WAB\WAB4
OlkContactRefresh = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
WAB\WAB4
OlkFolderRefresh = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Iwyvub
2hiec0ea = "2f22fe3a"

スパイウェアは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_CURRENT_USER\Identities
Last Username = "Main Identity"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Main Identity」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Identities
Last User ID = "{341F68BA-C841-4200-A7B4-3D5CFF202166}"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「{C0FE0177-5693-4537-9331-A7402AD82D40}」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Identities
Identity Login = "9853"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「98053」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Identities
Identity Ordinal = "2"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)

作成活動

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Profile%\Application Data\Huyv
  • %User Profile%\Huyv\ivykde.exe
  • %Application Data%\caefy.upg

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

その他

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft
    • Iwyvub

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • {58C4EBA0-47A8-AD40-8C85-A85A94978B48} = "%User Profile%\Huyv\ivykde.exe"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Iwyvub
    • 2e90b3h8 = "{random values}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Iwyvub
    • 2hiec0ea = "2f22fe7b"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Iwyvub
    • 2hiec0ea = "{random values}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile
    • DisableNotifications = "1"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile\GloballyOpenPorts\List
    • 16608:UDP = "16608:UDP:*:Enabled:UDP 16608"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile
    • DisableNotifications = "0"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile\GloballyOpenPorts\List
    • 14919:TCP = "14919:TCP:*:Enabled:TCP 14919"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Iwyvub
    • 17bj2ah2 = "i74iL+qD3qkTdBFS?_CHAR(0x05)_lF?T?Tame"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Iwyvub
    • 369a26hb = "{random characters}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Iwyvub
    • 280gfcd3 = "{random values}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Iwyvub
    • 280gfcd3 = "{random characters}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Account Manager
    • Server ID = "4"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\WAB\WAB4
    • FirstRun = "1"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\WAB\WAB4
    • OlkContactRefresh = "0"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\WAB\WAB4
    • OlkFolderRefresh = "0"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Iwyvub
    • 2hiec0ea = "2f22fe3a"

手順 5

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Identities
    • From: Last Username = "Main Identity"
      To: Last Username = ""Main Identity""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Identities
    • From: Last User ID = "{341F68BA-C841-4200-A7B4-3D5CFF202166}"
      To: Last User ID = ""{C0FE0177-5693-4537-9331-A7402AD82D40}""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Identities
    • From: Identity Login = "9853"
      To: Identity Login = ""98053""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Identities
    • From: Identity Ordinal = "2"
      To: Identity Ordinal = ""1""

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Profile%\Application Data\Huyv
  • %User Profile%\Huyv\ivykde.exe
  • %Application Data%\caefy.upg

手順 7

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Profile%\Application Data\Huyv

手順 8

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TSPY_ZBOT.MHV」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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