TSPY_ZBOT.HRY
PWS:Win32/Zbot.gen!Y (Microsoft); PWS-Zbot.gen.hb (McAfee); Trojan-Spy.Win32.Zbot.cquw (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Gen:Variant.Kazy.46529 (FSecure)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
マルウェアタイプ:
スパイウェア
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
スパイウェア マルウェアは、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した スパイウェア ）を削除します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %User Profile%\Application Data\Beavga
- %User Profile%\Application Data\Umwe
(註：%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞" です。)
自動実行方法
スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{E7CDAA57-F831-845D-41B7-A74A2800F7A2} = ""%User Profile%\Beavga\suot.exe""
他のシステム変更
スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Wasaog
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\Privacy
スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Wasaog
Udqiolah = {random values}
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Wasaog
Hyvuokc = {random values}
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Wasaog
Uwywbeir = {random values}
作成活動
スパイウェアは、以下のファイルを作成します。
- %User Profile%\Beavga\suot.exe
- %User Profile%\Umwe\kedov.ukm
- %User Temp%\tmp675c807b.exe
(註：%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞" です。. %User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\＜ユーザー名＞\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\TEMP" です。)
その他
スパイウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://{BLOCKED}etarala.com/ves/hej.ls
- http://www.{BLOCKED}e.com/webhp
- http://{BLOCKED}joystick.ru/pla/folsk.php
- http://{BLOCKED}etarala.com/pla/folsk.php
- http://{BLOCKED}etarala.com/ves/zlu.exe
スパイウェア は、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した スパイウェア ）を削除します。
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 3
このレジストリキーを削除します。
警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft
- Wasaog
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer
- Privacy
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- {E7CDAA57-F831-845D-41B7-A74A2800F7A2}=""%User Profile%\Beavga\suot.exe""
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Wasaog
- Udqiolah={random values}
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Wasaog
- Hyvuokc={random values}
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Wasaog
- Uwywbeir={random values}
手順 5
以下のフォルダを検索し削除します。
- %User Profile%\Application Data\Beavga
- %User Profile%\Application Data\Umwe
手順 6
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Profile%\Beavga\suot.exe
- %User Profile%\Umwe\kedov.ukm
- %User Temp%\tmp675c807b.exe
手順 7
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、「TSPY_ZBOT.HRY」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
ご利用はいかがでしたか？ アンケートにご協力ください