解析者: Rhena Inocencio   

 別名:

PWS:Win32/Zbot (Microsoft)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、作成されたファイルを実行します。

  詳細

ファイルサイズ 367,564 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年4月19日
ペイロード ファイルの作成

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  • http://{BLOCKED}rejustin.org:443/web/default.php

インストール

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\{computer name}{number}\setup.exe
  • %User Temp%\{computer name}{number}\update.vbs

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

作成活動

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\{computer name}{number}\file.exe - detected as TSPY_ZBOT.VUS

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

スパイウェアは、作成されたファイルを実行します。

その他

スパイウェアが自身の不正活動を実行するためには、以下のコンポーネントが必要になります。

  • update.vbs

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 8.790.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年2月21日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.791.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年2月22日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「TSPY_ZBOT.DL」 が作成またはダウンロードした不正なファイルを削除します。

    • TSPY_ZBOT.VUS

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %User Temp%\{computer name}{number}\setup.exe
  • %User Temp%\{computer name}{number}\update.vbs

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_ZBOT.DL」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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