解析者: Pearl Charlaine Espejo   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア/情報窃取型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した )を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 336,896 bytes
タイプ EXE
発見日 2017年4月10日

侵入方法

その他は、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

その他は、以下のファイルを作成し実行します。

  • %User Temp%\{random folder name}\{random filename}.bat ← used to execute copy and delete itself

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

その他は、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %Application Data%\Microsoft\{string1}{string2}\{string1}{string2}.exe
    where:
    {string1} = first four letters of a dll file under %System% directory
    {string2} = last four letters of a dll file under %System% directory

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

その他は、以下のフォルダを作成します。

  • %Application Data%\Microsoft\{string1}{string2}\{string1}{string2}.exe
    where:
    {string1} = first four letters of a dll file under %System% directory
    {string2} = last four letters of a dll file under %System% directory

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

自動実行方法

その他は、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{string1}{string2} = "%Application Data%\Microsoft\{string1}{string2}\{string1}{string2}.exe"

他のシステム変更

その他は、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\AppDataLow\
Software\Microsoft\{GUID}\
Run

HKEY_CURRENT_USER\Software\AppDataLow\
Software\Microsoft\{GUID}

HKEY_CURRENT_USER\Software\AppDataLow\
Software\Microsoft\{GUID}\
Vars

HKEY_CURRENT_USER\Software\AppDataLow\
Software\Microsoft\{GUID}\
Files

HKEY_CURRENT_USER\Software\AppDataLow\
Software\Microsoft\{GUID}\
Config

その他は、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\AppDataLow\
Software\Microsoft\{GUID}
{Value Name} = "{hex value}"
where {Value Name} may be any of the following:

  • Main
  • Block
  • Temp
  • Client
  • Ini
  • Keys
  • Scr
  • Install
  • LastTask
  • LastConfig
  • CrHook
  • OpHook
  • Exec
  • NetCfg
  • LastIni

作成活動

その他は、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\{random filename}.bin
  • %User Temp%\{random filename}.bi1

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

その他

その他は、以下のWebサイトにアクセスして感染コンピュータのIPアドレスを収集します。

  • curlmyip.net
  • resolver1.opendns.com

その他は、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}radds.at/{numbers}.bin
  • http://{BLOCKED}ta.at/images/{random path}.{bmp/gif/jpeg}

その他は、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した )を削除します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850

トレンドマイクロのお客様:

    最新のバージョン(パターンファイル および エンジン)を導入したセキュリティ対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。検出したファイルはすべて「削除」し、検出したウイルスはすべて「駆除」してください。削除対象となるファイルには、トロイの木馬型マルウェアやスクリプト系、上書き感染型ウイルス(overwriting virus)、ジョーク・プログラムなど「駆除」できないマルウェアがあげられ、これらのファイルを検出した場合は、すべて「削除」してください。

インターネットをご利用の皆様:

  • トレンドマイクロの「オンラインスキャン」を使って、あなたの PC がウイルスに侵されていないかどうかを簡単にチェックすることが可能です。オンラインスキャンはあなたのコンピュータの中に不正なプログラムが存在するかどうかをチェックします。
  • 今日、PCやネットワークをセキュリティ上の脅威から守り、安全なIT環境を維持するためには、セキュリティ製品を活用することが最も有効な方法となっています。トレンドマイクロは、一般の個人ユーザだけでなく、企業ユーザやインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)向けに、ウイルス対策製品やコンテンツセキュリティ対策をご提供しています。トレンドマイクロの製品・サービスについては、こちらをご参照ください。


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