解析者: Byron Jon Gelera   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

スパイウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

  詳細

ファイルサイズ 95,968 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2017年3月2日
ペイロード 情報収集

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • Account Name
  • Application Name
  • Email Server
  • Server Type (POP3/IMAP/SMTP)
  • User Name
  • Password

スパイウェアは、保存されている以下のEメール認証情報を収集します。

  • Outlook Express
  • Microsoft Outlook 2000/2002/2003/2007/2010/2013/2016
  • Windows Mail
  • Windows Live Mail
  • IncrediMail
  • Eudora
  • Netscape 6.x/7.x
  • Mozilla Thunderbird
  • Group Mail Free
  • Yahoo! Mail
  • Hotmail/MSN mail
  • Gmail

情報収集

スパイウェアは、以下のファイル内に収集した情報を保存します。

  • {Malware Path}\MP.txt

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • アカウント名
  • アプリケーション名
  • Eメールサーバ
  • サーバタイプ(POP3/IMAP/SMTP)
  • ユーザ名
  • パスワード

マルウェアは、パラメータ"/savelangfile"を実行した際に、以下のファイルを作成します。

  • {Malware Path}\{Malware File name}_lng.ini

スパイウェアは、ルートキット機能を備えていません。

スパイウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.264.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年3月8日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.265.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年3月9日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • {Malware Path}\MP.txt
  • {Malware Path}\{Malware File Name}_lng.ini

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_MAILPASS.YO」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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