解析者: Pearl Charlaine Espejo   

 別名:

Infostealer.Limitail(Symantec)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

これは、トレンドマイクロの製品では、特定の不正活動を実行するファイルの検出名となります。

  詳細

ファイルサイズ 33,280 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2015年7月29日
ペイロード 情報収集

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • Computer Name
  • OS Platform/ Version
  • Title and Menu Bar options of open windows

その他

これは、トレンドマイクロの製品では、以下の検出名となります。

  • Damaged samples of TSPY_LIMITAIL variants
  • Samples detected by this pattern contains code errors, thus they fail to exhibit their intended routines

スパイウェアが収集する情報は以下のとおりです。

  • コンピュータ名
  • OSのプラットフォームおよびバージョン
  • 開かれたウィンドウのタイトルおよびメニューバーオプション

この検体は、破損した「TSPY_LIMITAIL」の亜種です。

パターンによって検知された検体はエラーコードを含みます。そのため、不正活動を実行することができません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 11.824.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2015年7月31日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.825.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2015年8月1日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_LIMITAIL.DAM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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