更新者 : Alvin Bacani

 別名:

PWS:Win32/Fareit (Microsoft); RDN/Ransom!d (McAfee); Trojan.Randsom.A (Symantec); Trojan-Ransom.Win32.Foreign.abac (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Trojan horse Dropper.Generic7.BJOV (AVG)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、Webサイトにアクセスし、ファイルをダウンロードします。これにより、感染コンピュータ上に他のマルウェアがダウンロードまたは作成されます。

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 124,928 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年2月12日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

他のシステム変更

スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR

スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
HWID = "{random values}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
Client Hash = "{random values}"

ダウンロード活動

スパイウェアは、Webサイトにアクセスし、以下のファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}che-node.com/1.exe
  • http://{BLOCKED}che-node.com/6.exe

その他

スパイウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}.137.237/gate.php
  • http://{BLOCKED}.138.212/gate.php
  • http://{BLOCKED}.139.225/gate.php
  • http://{BLOCKED}.140.218/gate.php
  • http://{BLOCKED}.141.214/gate.php
  • http://{BLOCKED}.142.202/gate.php
  • http://{BLOCKED}.143.189/gate.php
  • http://{BLOCKED}.144.219/gate.php
  • http://{BLOCKED}.145.215/gate.php
  • http://{BLOCKED}.146.203/gate.php
  • http://{BLOCKED}.147.203/gate.php
  • http://{BLOCKED}.148.198/gate.php
  • http://{BLOCKED}.149.202/gate.php
  • http://{BLOCKED}-cdn-node.com/gate.php

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 9.720.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年2月12日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.721.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年2月12日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • WinRAR

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
    • HWID = "{random values}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
    • Client Hash = "{random values}"

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_FAREIT.ARW」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください