TSPY_DRIDEX.SMMJ

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。 スパイウェアは、実行後、自身を削除します。

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

• %AppDataLocal%\edg{random}.exe
  Executes using the following commandline: "%AppDataLocal%\edg{random}.exe" "{Malware Path}\{Malware Filename}.exe" cp

(註：%AppDataLocal%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local" です。)

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

• %AppDataLocal%\edg{random}.tmp -> deleted afterwards

(註：%AppDataLocal%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local" です。)

感染活動

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

その他

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

• {BLOCKED}.{BLOCKED}.117.207:8080
• {BLOCKED}.{BLOCKED}.139.45:8080

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。

スパイウェアは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

• %AppDataLocal%\edg{random}.exe
  実行には、以下のコマンドラインが、利用されます。
  • "%AppDataLocal%\edg{random}.exe" "{Malware Path}\{Malware Filename}.exe" cp

スパイウェアが作成する以下のファイルは、後で削除されます。

• %AppDataLocal%\edg{random}.tmp

スパイウェアは、以下を実行します。

• ファイルのダウンロードおよび実行
• ダウンロードされたファイルをプロセスに挿入

スパイウェアは、以下の情報を収集し、自身のサーバに報告します。

• ユーザ名
• オペレーティング・システム(OS)のバージョン
• インストールされたアプリケーション

スパイウェアは、ルートキット機能を備えていません。

スパイウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。