解析者: RonJay Kristoffer Caragay   

 別名:

W32.Shadesrat (Symantec); Worm.Win32.VBNA.b (Kaspersky); Troj/Mdrop-FCN (Sophos); Worm.Win32.Vobfus.mc (v) (Sunbelt); Trojan:W32/VBinject.Y (FSecure); Worm/Generic_vb.KM (AVG)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 スパイウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

  詳細

ファイルサイズ 266,240 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2014年9月5日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • TROJ_MDOT.J

感染活動

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

ダウンロード活動

スパイウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

情報収集

収集した情報は、以下のファイルに保存されます。

  • User Temp%\{10 random alphanumeric characters}.ini ← deleted afterwards

スパイウェアは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。

  • http://mfc.{BLOCKED}tal.com/fortune/index.php?action=add&username={username}&password={password}&app={application}&pcname={computername}&sitename={url of credentials}

その他

収集した情報が保存される以下のファイルは、後に削除されます。

  • User Temp%\{10 random alphanumeric characters}.ini

スパイウェアは、以下のアプリケーションからユーザ名やパスワードを収集します。

  • FileZilla
  • Internet Download Manager
  • jDownloader
  • MSN Hotmail
  • Pidgin
  • Trillian
  • VPN/NET Credentials
  • Yahoo! Messenger
  • "%User Temp%\{10 random alphanumeric characters}.ini"で定義されたレジストリ/Webサイト/アプリケーション

スパイウェアは、ルートキット機能を備えていません。

スパイウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 11.136.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年9月8日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.137.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年9月8日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「TSPY_CHISBURG.J」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。(註:以下のマルウェアもしくはアドウェア等がすでに削除されている場合は、本手順は行う必要はありません。)

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • User Temp%\{10 random alphanumeric characters}.ini

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_CHISBURG.J」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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