TSPY_BANKR.EA
Windows 2000, Windows, XP, Windows Server 2003
マルウェアタイプ:
スパイウェア
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
スパイウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。 スパイウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。 スパイウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
スパイウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
スパイウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。
自動実行方法
スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
dd80v3 = "{malware EXE path and file name}"
スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加し、自身を Browser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとスパイウェアが自動実行されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}
他のシステム変更
スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\dd80pp
HKEY_CLASSES_ROOT\dd80.P
HKEY_CLASSES_ROOT\dd80.P\Clsid
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}\
InprocServer32
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}\
ProgID
スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CLASSES_ROOT\dd80.P
(default) = "O"
HKEY_CLASSES_ROOT\dd80.P\Clsid
(default) = "{A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}"
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}
(default) = "O"
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}\
InprocServer32
(default) = "{malware DLL path and file name}"
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}\
InprocServer32
ThreadingModel = "Apartment"
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}\
ProgID
(default) = "dd80.P"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}
NoExplorer = "1"
ダウンロード活動
スパイウェアは、以下のWebサイトから自身のコピーの更新版をダウンロードします。
- http://up.{BLOCKED}80.kr/dd80s.exe
情報漏えい
スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、自身の環境設定ファイルをダウンロードします。
- http://www.{BLOCKED}80.kr/update.php
情報収集
スパイウェアは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。
- http://up.{BLOCKED}80.kr//sql.php
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TSPY_BANKR.EA」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。
手順 3
起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。
手順 4
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software
- dd80pp
- dd80pp
- In HKEY_CLASSES_ROOT
- dd80.P
- dd80.P
- In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
- {A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}
- {A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Browser Helper Objects
- {A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}
- {A05D3A6A-D401-4402-983E-A54BA8BC2EE2}
手順 5
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- dd80v3 = {malware EXE path and file name}
- dd80v3 = {malware EXE path and file name}
手順 6
以下のファイルを検索し削除します。
手順 7
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_BANKR.EA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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