TSPY_BANKER.ASV
Windows 2000, XP, Server 2003
マルウェアタイプ:
スパイウェア
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
詳細
自動実行方法
スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとスパイウェアが自動実行されます。
HKEY_CLASSES_ROOT\IEHlprObj.IEHlprObj
(Default) = IEHlprObj Class
HKEY_CLASSES_ROOT\IEHlprObj.IEHlprObj\CurVer
(Default) = IEHlprObj.IEHlprObj.1
HKEY_CLASSES_ROOT\IEHlprObj.IEHlprObj.1
(Default) = IEHlprObj Class
HKEY_CLASSES_ROOT\IEHlprObj.IEHlprObj.1\CLSID
(Default) = {CE7C3CF0-4B15-11D1-ABED-709549C10000}
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{CE7C3CF0-4B15-11D1-ABED-709549C10000}
(Default) = IEHlprObj Class
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{CE7C3CF0-4B15-11D1-ABED-709549C10000}\
InprocServer32
(Default) = {Malware path and file name}.dll
HKEY_CLASSES_ROOT\Interface\{CE7C3CEF-4B15-11D1-ABED-709549C10000}
(Default) = IIEHlprObj
HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{CE7C3CE2-4B15-11D1-ABED-709549C10000}\
1.0\0\win32
(Default) = {Malware path and file name}.dll
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。
手順 3
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CLASSES_ROOT
- IEHlprObj.IEHlprObj
- IEHlprObj.IEHlprObj
- In HKEY_CLASSES_ROOT
- IEHlprObj.IEHlprObj.1
- IEHlprObj.IEHlprObj.1
- In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
- {CE7C3CF0-4B15-11D1-ABED-709549C10000}
- {CE7C3CF0-4B15-11D1-ABED-709549C10000}
- In HKEY_CLASSES_ROOT\Interface
- {CE7C3CEF-4B15-11D1-ABED-709549C10000}
- {CE7C3CEF-4B15-11D1-ABED-709549C10000}
- In HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib
- {CE7C3CE2-4B15-11D1-ABED-709549C10000}
- {CE7C3CE2-4B15-11D1-ABED-709549C10000}
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_BANKER.ASV」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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