プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 1,028,096 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2014年10月21日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %System Root%\config
  • %System Root%\config\ref
  • %User Temp%\temp_log
  • %User Temp%\temp_log\chat
  • %User Temp%\temp_log\tmp
  • %User Temp%\plugins
  • %User Temp%\pls
  • %User Temp%\goo
  • %User Temp%\uwpca20c4b6ec3856060d6c

(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。. %User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

他のシステム変更

スパイウェアは、以下のファイルを削除します。

  • %System Root%\strings.txt
  • %System Root%\AUTOEXEC.BAT
  • %System Root%\config\tm.t
  • %System Root%\config\script.txt
  • %System Root%\config\update.txt
  • %System Root%\config\configure

(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

スパイウェアは、以下のフォルダを削除します。

  • %User Temp%\Microsoft .NET Framework 4 Setup_4.0.30319
  • %User Temp%\Microsoft Visual C++ 2010 x86 Redistributable Setup_10.0.30319
  • %User Temp%\{835818DD-220C-4ABD-946E-0D8660B95E29}

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

作成活動

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Startup%\{malware file name}.lnk

(註:%User Startup%フォルダは、Windows 98 および ME の場合、通常、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup"、Windows NT の場合、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" および "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" です。)

その他

スパイウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}esitetraffic.com/cache/forums/strings.txt
  • http://{BLOCKED}inemax.net/js/info/strings.txt
  • http://www.{BLOCKED}lm.com.ua/forum/files/.../strings.txt
  • http://www.{BLOCKED}e.com.br
  • http://www.{BLOCKED}o.com
  • http://www.{BLOCKED}n.com
  • http://www.{BLOCKED}a.com.br
  • http://www.{BLOCKED}ess.com
  • {BLOCKED}7.246.18
  • {BLOCKED}.88.247
  • {BLOCKED}.4.62
  • {BLOCKED}0.1
  • {BLOCKED}.228.223
  • {BLOCKED}.180.131
  • {BLOCKED}2.82.163
  • {BLOCKED}.197.203
  • {BLOCKED}169.244

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Startup%\{malware file name}.lnk

手順 3

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System Root%\config
  • %System Root%\config\ref
  • %User Temp%\temp_log
  • %User Temp%\temp_log\chat
  • %User Temp%\temp_log\tmp
  • %User Temp%\plugins
  • %User Temp%\pls
  • %User Temp%\goo
  • %User Temp%\uwpca20c4b6ec3856060d6c

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_BANCOS.YYJ」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %System Root%\strings.txt
  • %System Root%\AUTOEXEC.BAT
  • %System Root%\config\tm.t
  • %System Root%\config\script.txt
  • %System Root%\config\update.txt
  • %System Root%\config\configure


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