プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 996,864 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2016年4月2日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System Root%\folder\filename.exe

(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)

スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • \folder

自動実行方法

スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Media SDK = "\folder\filename.exe"

他のシステム変更

スパイウェアは、以下のファイルを削除します。

  • %User Temp%\YJLIYqPOdk.ini
  • %User Temp%\VhWiP2h0Nl.ini
  • %User Temp%\wc7vsKec8i.ini
  • %User Temp%\XKuhPyNLez.ini
  • %User Temp%\RtyNQzqZij.ini
  • %User Temp%\oJarQUBpRv.ini
  • %User Temp%\JhJ0XWVjlz.ini

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

作成活動

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\daSFF.vbs
  • %User Temp%\12H7VbkWFs.ini
  • %User Temp%\dRss.vbs
  • %User Temp%\eXsafi.vbs
  • %User Temp%\deesrs.vbs
  • %User Temp%\fsc.vbs
  • %User Temp%\JqFc.vbs
  • %User Temp%\sDr.vbs
  • %User Temp%\docda.vbs
  • %User Temp%\rade.vbs
  • %User Temp%\UdeeAi.vbs
  • %User Temp%\AFFc.vbs
  • %User Temp%\K605CoKB5r.ini
  • %User Temp%\wunDKkQ6dK.ini

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

その他

スパイウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://cw39627.{BLOCKED}b.ru/lol/index.php?{random characters}
  • {BLOCKED}.216.48

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.8

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • Media SDK = "\folder\filename.exe"

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\daSFF.vbs
  • %User Temp%\12H7VbkWFs.ini
  • %User Temp%\dRss.vbs
  • %User Temp%\eXsafi.vbs
  • %User Temp%\deesrs.vbs
  • %User Temp%\fsc.vbs
  • %User Temp%\JqFc.vbs
  • %User Temp%\sDr.vbs
  • %User Temp%\docda.vbs
  • %User Temp%\rade.vbs
  • %User Temp%\UdeeAi.vbs
  • %User Temp%\AFFc.vbs
  • %User Temp%\K605CoKB5r.ini
  • %User Temp%\wunDKkQ6dK.ini

手順 5

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • \folder

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TSPY_AUTOTI.SUT」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 7

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %User Temp%\YJLIYqPOdk.ini
  • %User Temp%\VhWiP2h0Nl.ini
  • %User Temp%\wc7vsKec8i.ini
  • %User Temp%\XKuhPyNLez.ini
  • %User Temp%\RtyNQzqZij.ini
  • %User Temp%\oJarQUBpRv.ini
  • %User Temp%\JhJ0XWVjlz.ini


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