TSPY_ARDAMAX.GA
TrojanSpy:Win32/Ardamax.A (Microsoft); Suspicious.MH690.A (Symantec); Trojan-Spy.Win32.Ardamax.n (Kaspersky)
Windows
マルウェアタイプ:
スパイウェア
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
スパイウェアは、以下のコンポーネントファイルを作成します。
- %User Temp%\@{random}.tmp - Larger file contains the binary of other dropped file
- %User Temp%\@{random}.tmp - Smaller file is a dll that has a function that would perform its dropping routine
- %System%\28463\PBHO.01
- %System%\28463\PBHO.06 - detected as SPYW_ARDAKEY
- %System%\28463\PBHO.07 - detected as SPYW_ARDAKEY
(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
スパイウェアは、以下のファイルを作成し実行します。
- %System%\28463\PBHO.exe - detected as SPYW_KEYLOG
- %User Temp%\loader.exe - detected as HKTL_SILKSPY
(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.. %User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)
スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %System%\28463\
(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
他のシステム変更
スパイウェアは、以下のファイルを削除します。
- %User Temp%\@{random}.tmp - Smaller file which is a dll
(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
以下のフォルダを検索し削除します。
- %System%\28463
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\@{random}.tmp
- %System%\28463\PBHO.01
- %System%\28463\PBHO.06
- %System%\28463\PBHO.07
- %System%\28463\PBHO.exe
- %User Temp%\loader.exe
手順 5
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_ARDAMAX.GA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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