解析者: Jay Garcia   

 別名:

Trojan.Win32.VBKryjetor.bxbx (Kaspersky); Trojan:Win32/Purforg (Microsoft)

 プラットフォーム:

Windows 7, Windows 8, Windows 10

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア/情報窃取型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 スパイウェアは、リモートサイトから他のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 475,136 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2019年6月24日
ペイロード 情報収集, URLまたはIPアドレスに接続, ファイルの作成

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、リモートサイトから以下のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • User Name
  • Computer Name
  • IP Address
  • OS Name
  • OS Version Platform
  • OS Version
  • Processor Name
  • Amount of Physical Memory
  • Video Card Name
  • Video Card Memory
  • Screenshots
  • Username and Password from the following applications:
    • 7Star
    • Amigo
    • BlackHawk
    • Brave
    • CentBrowser
    • Chedot
    • Chrome
    • Chromium
    • Coccoc
    • Comodo Dragon
    • Cool Novo
    • CoreFTP
    • CyberFox
    • DynDNS
    • Elements Browser
    • Epic Privacy
    • Eudora
    • FileZilla
    • FlashFXP
    • Flock
    • Foxmail
    • FTP Commander
    • FTP Navigator
    • IceCat
    • IceDragon
    • IncrediMail
    • Internet Download Manager
    • Internet Explorer
    • Ipswitch
    • jDownloader
    • KMeleon
    • Kometa
    • Mozilla
    • No-IP
    • OpenVPN
    • Opera Browser
    • Opera Mail
    • Orbitum
    • Outlook
    • PaleMoon
    • Paltalk
    • Pidgin
    • Pocomail
    • Postbox
    • Safari
    • Sea Monkey
    • Smart FTP
    • Sputnik
    • The Bat!
    • Thunderbird
    • Torch Browser
    • UCBrowser
    • Uran
    • Vitalwerks
    • Vivaldi
    • WinSCP 2
    • WS_FTP
    • Yandex

情報収集

スパイウェアは、SMTPを用いて、自身が収集した情報を以下のEメールアドレスに送信します。

  • {BLOCKED}a_singh@aprliasia.com

その他

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスして感染コンピュータのIPアドレスを収集します。

  • http://{BLOCKED}p.amazonaws.com/

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Application Data%\{random characters}.jpeg → screenshot

(註:%Application Data%フォルダは、現在ログオンしているユーザのアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 15.196.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年6月25日
VSAPI OPR パターンバージョン 15.197.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年6月26日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「TrojanSpy.Win32.NEGASTEAL.YJG」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Application Data%\{random characters}.jpeg

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.Win32.NEGASTEAL.YJG」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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