TrojanSpy.Win32.DRIDEX.TIAOABAZ
Gen:Variant.Razy.569182 (BITDEFENDER)
Windows
マルウェアタイプ:
スパイウェア/情報窃取型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
スパイウェアは、感染コンピュータをスキャンし、ウイルスおよびセキュリティ対策製品に関連するレジストリキーを確認します。この動作は、スパイウェアが感染コンピュータ上での検出を避けるためにするものと考えられます。
スパイウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
スパイウェアは、以下のプロセスを追加します。
- %System%\whoami.exe /all
- %System%\net.exe view
- %System%\raserver.exe "{malware path and filename}"
(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
スパイウェアは、以下のプロセスにコードを組み込みます。
- %System%\raserver.exe
(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
他のシステム変更
スパイウェアは、感染コンピュータをスキャンし、ウイルスおよびセキュリティ対策製品に関連する以下のレジストリキーを確認します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\TrendMicro
Vizor =
バックドア活動
スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
- 194.{BLOCKED}.{BLOCKED}.198
- 176.{BLOCKED}.{BLOCKED}.143
- 195.{BLOCKED}.{BLOCKED}6.1
情報漏えい
スパイウェアは、以下の情報を収集します。
- Running Processes
- Computer Username
- Installed Applications
- Process Memory Information
- Related System Information:
- Build GUID
- Build Lab
- Build Lab Ex
- CSD Build Number
- CSD Version
- Current Build Number
- Current Type
- Current Version
- Digital Product ID
- Edition ID
- Install Date
- Installation Type
- OS Version
- Path Name
- Product ID
- Product Name
- Registered Organization
- Registered Owner
- Software Type
- System Root
対応方法
手順 2
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 4
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 5
以下のファイルを検索し削除します。
- %System Root%\testapp.exe
手順 6
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TrojanSpy.Win32.DRIDEX.TIAOABAZ」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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