解析者: Maria Emreen Viray   

 別名:

Trojan:Win32/GuLoader.AM!MTB (MICROSOFT)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、仮想環境内で実行されると、自身の活動を終了します。

  詳細

ファイルサイズ 1,245,184 bytes
タイプ Other
メモリ常駐 なし
発見日 2022年7月1日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Profile%\Arrhythmia.ini
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\System.dll
  • %Application Data%\Luftrumsorganisation78\petrogale.UNP
  • %User Profile%\Rigssprogstalendes.ini

(註:%User Profile%フォルダは、現在ログオンしているユーザのプロファイルフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>" です。. %User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %Application Data%フォルダは、現在ログオンしているユーザのアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Temp%\ns{random}.tmp
  • %Application Data%\Luftrumsorganisation78

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %Application Data%フォルダは、現在ログオンしているユーザのアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\PRINCIPFASTERES\
Selvbebrejdelsen
Kvilibristernes17 = %WINDIR%\Hoofy.Vag

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
Encephalomalaxis
Forebygg = 0

HKEY_CURRENT_USER\Software\Chlorocarbonate\
Begrebernes
Underbevidstheders = %WINDIR%\Assassinated.Vin

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Doterer\
Unprotectable
poleremidler = Haandtaskens

その他

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Chlorocarbonate

HKEY_CURRENT_USER\Software\Chlorocarbonate\
Begrebernes

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
Encephalomalaxis

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Doterer

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Doterer\
Unprotectable

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\PRINCIPFASTERES

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\PRINCIPFASTERES\
Selvbebrejdelsen

マルウェアは、仮想環境内で実行されると、自身の活動を終了します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 17.660.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2022年7月1日
VSAPI OPR パターンバージョン 17.661.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2022年7月2日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\PRINCIPFASTERES\Selvbebrejdelsen
    • Kvilibristernes17 = %WINDIR%\Hoofy.Vag
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\Encephalomalaxis
    • Forebygg = 0
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Chlorocarbonate\Begrebernes
    • Underbevidstheders = %WINDIR%\Assassinated.Vin
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Doterer\Unprotectable
    • poleremidler = Haandtaskens

手順 4

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Chlorocarbonate
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Chlorocarbonate\Begrebernes
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\Encephalomalaxis
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Doterer
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Doterer\Unprotectable
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\PRINCIPFASTERES
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\PRINCIPFASTERES\Selvbebrejdelsen

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Profile%\Arrhythmia.ini
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\System.dll
  • %Application Data%\Luftrumsorganisation78\petrogale.UNP
  • %User Profile%\Rigssprogstalendes.ini

手順 6

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\ns{random}.tmp
  • %Application Data%\Luftrumsorganisation78

手順 7

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.Win32.GULOADER.UVFTKK」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください