解析者: Carlos Villegas Madrid   

 別名:

Trojan:PowerShell/Powersploit.J (MICROSOFT)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 317,061 bytes
タイプ PS1
メモリ常駐 なし
発見日 2023年2月23日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • Capable of the following:
    • Loading of the following into memory of the targeted process reflectively
      • Binary/Executable payloads
      • DLL
      • Script
      • Shellcode
    • Loading of a DLL into memory of a remote process reflectively
  • Uses the following arguments:
    • PEBytes → array of bytes containing {Base64 Encoded Payload} Detected as → Backdoor.Win32.TRAMSCAT.A.
    • ComputerName → array of strings representing the names of remote computers where to inject the payload. If this parameter is null, the payload will be injected into the local machine.
    • FuncReturnType → return type of the function being called in the DLL.
      • Could be any of the following:
        • WString
        • String
        • Void
    • Exeargs → Optional, arguments to pass to the executable being reflectively loaded.
    • ProcName → string that represents the name of the remote process to inject the DLL into.
    • ProcId → string that represents the process ID of the remote process to inject the DLL into.
    • ForceaSLR → will force the use of ASLR on the PE being loaded even if the PE indicates it doesn't support ASLR.
    • DoNotZeroMZ → if set to true, it zeroes out the MZ signature on PE files.

<補足>

マルウェアは、以下を実行します。

  • 以下の機能を備えています。
    • 以下を対象プロセスのメモリ内に反射的に読み込みます。
      • バイナリ / 実行可能なペイロード
      • DLL
      • スクリプト
      • Shellコード
    • DLL をリモートプロセスのメモリ内に反射的に読み込みます。
  • 以下の引数を使用します。
    • PEBytes → {Base64 でエンコードされたペイロード} を含むバイト配列。 → 「Backdoor.Win32.TRAMSCAT.A」として検出
    • ComputerName → ペイロードを注入するリモートコンピュータの名前を表す文字列配列。このパラメータが null の場合、ペイロードはローカルコンピュータ内に注入されます。
    • FuncReturnType → DLL内で呼び出される関数の戻り値の型。
      • 以下のいずれかが当てはまります。
        • WString
        • String
        • Void
      • Exeargs → 反射的に読み込まれる実行ファイルに渡すオプション引数。
      • ProcName → DLLを注入するリモートプロセスの名前を表す文字列。
      • ProcId → DLL を注入するリモートプロセスのプロセス ID を表す文字列。
      • ForceaSLR → PEがASLRに非対応と示している場合でも、読み込まれるPE上でASLRの使用を強制します。
      • DoNotZeroMZ → trueに設定すると、PEファイル上のMZ署名をゼロにします。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 18.276.10
初回 VSAPI パターンリリース日 2023年2月25日
VSAPI OPR パターンバージョン 18.277.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2023年2月26日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「Trojan.PS1.POWERSPLOIT.G」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.PS1.POWERSPLOIT.G」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください