解析者: John Anthony Banes   

 別名:

Trojan.HTML.Phish.pj (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

  詳細

ファイルサイズ 1,411,053 bytes
タイプ HTML, HTM, JS
メモリ常駐 なし
発見日 2019年4月3日
ペイロード ウインドウの表示, 情報収集, URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

注意:

マルウェアは、以下の偽の確認ページを表示し、ユーザにサインインするよう誘導します。

マルウェアは、以下の情報を窃取します。

  • 電子メールアドレス
  • パスワード

マルウェアは、収集した情報を以下のURLへ送信します。

  • http://{BLOCKED}era-neraida.com/js.php
  • http://{BLOCKED}nline.com/inc.php

ログイン情報を入力すると、以下のWebサイトにアクセスして以下の偽のメッセージを表示します。

  • http://{BLOCKED}ct.com/app/login.html?cmd=login_submit&id={16進文字列}session={16進文字列}

以下の偽のメッセージは、ユーザにパスワードを再入力するよう促します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.914.09
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年4月3日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.915.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年4月4日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.JS.PHISH.AMX」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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