別名:

Trojan:Win32/Vundo.gen!BC (Microsoft); Vundo.gen.ab (McAfee); Packed.Vuntid!gen1 (Symantec); Packed.Win32.Krap.q (Kaspersky); Trojan.Crypt.Krap (v) (Sunbelt); Win32/Cryptor (AVG)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 47,616 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年4月8日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
jawisesoza = "Rundll32.exe %System%\giveyaha.dll,s"

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとマルウェアが自動実行されます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{8f24f5d9-00a0-40d5-a7d7-67206da90127}

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを削除します。

  • %System%\woruwiva.dll
  • %System%\dobokehi.dll
  • %System%\deyagehu.dll
  • %System%\pihuzura.dll
  • %System%\mrt.exe

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
sezavime

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{8f24f5d9-00a0-40d5-a7d7-67206da90127}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{8f24f5d9-00a0-40d5-a7d7-67206da90127}\InprocServer32

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
sezavime
savemimi = "{random values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Windows
LoadAppInit_DLLs = "1"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{8f24f5d9-00a0-40d5-a7d7-67206da90127}\InprocServer32
ThreadingModel = "Both"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\
List
%Windows%\explorer.exe = "%Windows%\explorer.exe:*:Enabled:Explorer"

マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Windows
AppInit_DLLs = "%System%\nedoyita.dll"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Control\Lsa
Notification Packages = "scecli,%System%\nedoyita.dll"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「{random values}」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Security Center
UpdatesDisableNotify = "1"

マルウェアは、以下のレジストリキーを削除します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Ext\
Settings\{8f24f5d9-00a0-40d5-a7d7-67206da90127}

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 4

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft
    • sezavime
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
    • {8f24f5d9-00a0-40d5-a7d7-67206da90127}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{8f24f5d9-00a0-40d5-a7d7-67206da90127}
    • InprocServer32

手順 5

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • jawisesoza = "Rundll32.exe %System%\giveyaha.dll,s"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\sezavime
    • savemimi = "{random values}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows
    • LoadAppInit_DLLs = "1"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{8f24f5d9-00a0-40d5-a7d7-67206da90127}\InprocServer32
    • ThreadingModel = "Both"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\List
    • %Windows%\explorer.exe = "%Windows%\explorer.exe:*:Enabled:Explorer"

手順 6

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows
    • AppInit_DLLs = "%System%\nedoyita.dll"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Lsa
    • From: Notification Packages = "scecli,%System%\nedoyita.dll"
      To: Notification Packages = ""{random values}""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Security Center
    • UpdatesDisableNotify = "1"

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_VUNDO.SMF」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 8

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %System%\woruwiva.dll
  • %System%\dobokehi.dll
  • %System%\deyagehu.dll
  • %System%\pihuzura.dll
  • %System%\mrt.exe

手順 9

以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。

※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Ext\Settings
    • {8f24f5d9-00a0-40d5-a7d7-67206da90127}


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