プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 293,376 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年10月29日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\
Services\HTTP\Parameters\
Synchronize

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを改変します。

  • %User Profile%\Application Data\Microsoft

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。)

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\HTTP\Parameters\
Synchronize\SSL

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
SystemCertificates\ROOT\Certificates\
F23719760008D5B5A8E865FA498961AF13628113

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\HTTP\Parameters\
SslBindingInfo\0.0.0.0:443

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
SystemCertificates\ROOT\Certificates\
F23719760008D5B5A8E865FA498961AF13628113
Blob = "{random values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\HTTP\Parameters\
SslBindingInfo\0.0.0.0:443
SslCertHash = "{random values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\HTTP\Parameters\
SslBindingInfo\0.0.0.0:443
AppId = "{random values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\HTTP\Parameters\
SslBindingInfo\0.0.0.0:443
DefaultSslCertCheckMode = "0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\HTTP\Parameters\
SslBindingInfo\0.0.0.0:443
DefaultSslRevocationFreshnessTime = "0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\HTTP\Parameters\
SslBindingInfo\0.0.0.0:443
DefaultSslRevocationUrlRetrievalTimeout = "271"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\HTTP\Parameters\
SslBindingInfo\0.0.0.0:443
DefaultFlags = "0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\HTTP\Parameters\
SslBindingInfo\0.0.0.0:443
SslCertStoreName = "ROOT"

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Profile%\Microsoft\Crypto
  • %User Profile%\Crypto\RSA
  • %User Profile%\RSA\MachineKeys
  • \Device\Http\AppPool
  • \Device\Http\Filter\SSLFilterChannel

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\HTTP\Parameters
    • Synchronize
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\HTTP\Parameters\Synchronize
    • SSL
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SystemCertificates\ROOT\Certificates
    • F23719760008D5B5A8E865FA498961AF13628113
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\HTTP\Parameters\SslBindingInfo
    • 0.0.0.0:443

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SystemCertificates\ROOT\Certificates\F23719760008D5B5A8E865FA498961AF13628113
    • Blob = "{random values}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\HTTP\Parameters\SslBindingInfo\0.0.0.0:443
    • SslCertHash = "{random values}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\HTTP\Parameters\SslBindingInfo\0.0.0.0:443
    • AppId = "{random values}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\HTTP\Parameters\SslBindingInfo\0.0.0.0:443
    • DefaultSslCertCheckMode = "0"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\HTTP\Parameters\SslBindingInfo\0.0.0.0:443
    • DefaultSslRevocationFreshnessTime = "0"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\HTTP\Parameters\SslBindingInfo\0.0.0.0:443
    • DefaultSslRevocationUrlRetrievalTimeout = "271"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\HTTP\Parameters\SslBindingInfo\0.0.0.0:443
    • DefaultFlags = "0"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\HTTP\Parameters\SslBindingInfo\0.0.0.0:443
    • SslCertStoreName = "ROOT"

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Profile%\Microsoft\Crypto
  • %User Profile%\Crypto\RSA
  • %User Profile%\RSA\MachineKeys
  • \Device\Http\AppPool
  • \Device\Http\Filter\SSLFilterChannel

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_TREDPAF.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 7

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。マイクロソフト製品に関連したファイルのみに修復されます。このマルウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %User Profile%\Application Data\Microsoft


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