TROJ_TARODROP.CI
2012年10月9日
プラットフォーム:
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
危険度:
ダメージ度:
感染力:
感染確認数:
マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
コード解析によると、マルウェアは、拡張子JTDを利用する文書ファイルです。利用されるこの拡張子は、ジャストシステムのワープロソフト「一太郎」で認識されます。
マルウェアは、作成されたファイルを実行します。
詳細
ファイルサイズ 446,992 bytes
タイプ JTD
発見日 2012年6月7日
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %User Temp%\SUCHOST.EXE
- %User Temp%\AAAA
(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)
作成活動
マルウェアは、作成されたファイルを実行します。
対応方法
対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 9.176.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年6月7日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.177.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年6月8日
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
以下のファイルを検索し削除します。
[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 - %User Temp%\SUCHOST.EXE
- %User Temp%\AAAA
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_TARODROP.CI」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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