TROJ_SPMAN.KRZ
Windows Vista, Windows 7, Windows Server 2008 and in Windows Server 2008 R2
マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、リモートサイトから以下のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
- JAVA_EXPLOIT.KRZ
マルウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
- http://www.{BLOCKED}se-haccp.org.tw/news/calc.exe
インストール
マルウェアは、以下のコンポーネントファイルを作成します。
- %Program Files%\Common Files\Microsoft Shared\WinlogonUpdate\svchost.exe - also detected as TROJ_SPMAN.KRZ
(註:%Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。)
マルウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %Program Files%\Common Files\Microsoft Shared\WinlogonUpdate
(註:%Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。)
プロセスの終了
マルウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。
- avp.exe
- bdagent.exe
その他
このマルウェアのコードから、マルウェアは、以下の機能を備えています。
- It is capable of downloading other possibly malicious file(s) from remote site(s)
マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、以下のコンポーネントが必要になります。
- %Current%\config.ini
- %Current%\temp.dll
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
「TROJ_SPMAN.KRZ」を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。
- JAVA_EXPLOIT.KRZ
手順 3
以下のフォルダを検索し削除します。
手順 4
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
- WNetDHCP
- WNetDHCP
手順 5
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_SPMAN.KRZ」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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