別名:

GenericR-DDC!109244E672B7 (McAfee); Hacktool.Rootkit (Symantec); Mal/RootKit-A (Sophos); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Trojan horse Hider.ABQE.dropper (AVG)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 828,416 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2015年7月11日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを削除します。

  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\09RWHJQN\desktop.ini
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\BVLBNMKH\desktop.ini
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\desktop.ini
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\index.dat
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\ZDGZNKA5\desktop.ini
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\ZSGKJKO6\desktop.ini

(註:%Temporary Internet Files%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Temporary Internet Files"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files" です。)

マルウェアは、以下のフォルダを削除します。

  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\09RWHJQN
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\BVLBNMKH
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\ZDGZNKA5
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\ZSGKJKO6
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5
  • %User Profile%\Temporary Internet Files\Content.IE5
  • %Application Data%\360Chrome\Chrome\User Data\Default\CacheIE\Content.IE5
  • %Application Data%\liebao\User Data\iecache\Content.IE5

(註:%Temporary Internet Files%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Temporary Internet Files"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files" です。. %User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\
Microsoft\Internet Explorer\Control Panel

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\
Microsoft\Internet Explorer\Control Panel
DisableDeleteBrowsingHistory = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\Main
TabProcGrowth = "0"

マルウェアは、以下のレジストリキーを削除します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Internet Explorer\Extensions\{FB5F1910-F110-11d2-BB9E-00C04F795683}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\DProEx\Security

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\DProEx\Enum

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
services\DProEx

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Windows%\dxum.dll
  • %Windows%\run.bat
  • %System Root%\DProEx.sys

(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.750

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

不明なレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Internet Explorer
    • Control Panel

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Internet Explorer\Control Panel
    • DisableDeleteBrowsingHistory = "1"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
    • TabProcGrowth = "0"

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Windows%\dxum.dll
  • %Windows%\run.bat
  • %System Root%\DProEx.sys

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_SOHANAD.RN」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 6

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\09RWHJQN\desktop.ini
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\BVLBNMKH\desktop.ini
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\desktop.ini
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\index.dat
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\ZDGZNKA5\desktop.ini
  • %Temporary Internet Files%\Content.IE5\ZSGKJKO6\desktop.ini

手順 7

以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。

※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\Extensions
    • {FB5F1910-F110-11d2-BB9E-00C04F795683}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\DProEx
    • Security
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\DProEx
    • Enum
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services
    • DProEx


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