解析者: Erika Bianca Mendoza   
 更新者 : Karl Dominguez

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 139,776 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2011年8月19日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System%\drivers\bios1.sys - used to flash the BIOS
  • %User Temp%\cbrom.exe - legitimate Award Bios Editor
  • %User Temp%\hook.rom - contains the malicious boot sector codes.
  • %Windows%\flash.dll - used to load the malicious bios.sys
  • c:\my.sis - responsible for protecting and hiding the infected boot sector.
  • c:\bios.bin - contains the BIOS codes
  • %System%\drivers\bios2.sys - copy of bios1.sys

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。. %User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。. %Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。)

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.412.09
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年8月19日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Master Boot Record(MBR)を修復します。

Master Boot Record(MBR)の修復:

  1. Windows のインストールCDを使用して、コンピュータを再起動します。
  2. [セットアップへようこそ] 画面で、修復の R キーを押します。
    註: Windows2000 の場合、Rキーを入力後 C キーを入力し、[修復オプション]から[回復コンソール]を選択します。)
  3. 修復する Windows がインストールされているドライブを選択します(通常は "1" を選択します)。.
  4. 管理者のパスワードを入力し、Enter キーを押します。管理者パスワードがない場合は、何も入力せずに Enter キーを押します。
  5. コマンドプロンプトに、上記で確認したマルウェアが検出されたドライブ名を入力します。
  6. 以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
    fixmbr <感染したドライブ>
    ※"FIXMBR" と "<感染したドライブ>" の間に半角スペースを入れてください。
    ※"<感染したドライブ>" とは、このマルウェアが感染したブータブル・ドライブのことです。ドライブが特定できない場合、プライマリ・ブート・ドライブにあるマスター・ブート・レコードが上書きされている可能性があります。
  7. コマンドプロンプトに EXIT と入力し、コンピュータを再起動してください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  %System%\drivers\bios1.sys
%System%\drivers\bios2.sys
%User Temp%\cbrom.exe
%User Temp%\hook.rom
%Windows%\flash.dll
c:\my.sis
c:\bios.bin
c:\calc.exe

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_MYBIOS.AB」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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