解析者: Sabrina Lei Sioting   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 21,132 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 なし
発見日 2011年2月12日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとマルウェアが自動実行されます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\CLSID\
{Random UUID}\InProcServer32
(Default) = "{Malware Path and File Name}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\CLSID\
{Random UUID}\InProcServer32
ThreadingModel = "Apartment"

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}ncy.com/cgi/{random characters}.php?{random characters}={encrypted code for the running processes}
  • http://{BLOCKED}agency.com/cgi/{random characters}.php?{random characters}={encrypted code for the running processes}
  • http://{BLOCKED}s.com/cgi/{random characters}.php?{random characters}={encrypted code for the running processes}
  • http://{BLOCKED}ing.com/?epl={random}

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 8.618.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年2月12日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.619.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年2月13日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\PROTOCOLS\Filter\text/html
    • (Default} = "Microsoft Improved HTML MIME Filter"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\PROTOCOLS\Filter\text/html
    • CLSID = "{Random UUID}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\CLSID\{Random UUID}\InProcServer32
    • (Default) = "{Malware Path and File Name}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\CLSID\{Random UUID}\InProcServer32
    • ThreadingModel = "Apartment"

手順 4

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_MONKIF.SMKP」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください