更新者 : Mar Philip Elaurza

 別名:

TrojanSpy:Win32/Ursnif!rfn(Microsoft);

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 416,768 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2016年6月6日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %Application Data%\{string1}{string2}\{string1}{string2}.exe
    where:
    {string1} = first four letters of a dll file under %System% directory
    {string2} = last four letters of a dll file under %System% directory

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %Application Data%\{string1}{string2}\
    where:
    {string1} = first four letters of a dll file under %System% directory
    {string2} = last four letters of a dll file under %System% directory

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

自動実行方法

スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{string1}{string2} = "%User Profile%\{string1}{string2}\{string1}{string2}.exe"

他のシステム変更

スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\AppDataLow\
Software\Microsoft\{GUID}

スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\AppDataLow\
Software\Microsoft\{GUID}
Install = "{random values}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\AppDataLow\
Software\Microsoft\{GUID}
Client = "{random values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\
List
%Windows%\explorer.exe = "%Windows%\explorer.exe:*:Enabled:Windows Explorer"

HKEY_CURRENT_USER\Software\AppDataLow\
Software\Microsoft\{GUID}
{GUID 2} = "{random values}"

その他

スパイウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://awd.{BLOCKED}church.org/images/{random path}.{random}.{gif/bmp}

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 12.580.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2016年6月9日
VSAPI OPR パターンバージョン 12.581.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2016年6月10日

トレンドマイクロのお客様:

    最新のバージョン(パターンファイル および エンジン)を導入したセキュリティ対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。検出したファイルはすべて「削除」し、検出したウイルスはすべて「駆除」してください。削除対象となるファイルには、トロイの木馬型マルウェアやスクリプト系、上書き感染型ウイルス(overwriting virus)、ジョーク・プログラムなど「駆除」できないマルウェアがあげられ、これらのファイルを検出した場合は、すべて「削除」してください。

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