解析者: Jimelle Monteser   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 126,976 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年7月29日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications

HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications\
barckH

HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications\
barckH\Recent File List

HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications\
Settings

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{random}

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{random}
StubPath = "%Windows%:cmdnetview.exe"

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}e.{BLOCKED}view.com

マルウェアは、自身のコピーとして以下の代替データストリーム(ADS)を作成します。

  • %Windows%:cmdnetview.exe

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 10.192.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年8月2日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.193.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年8月3日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • Local AppWizard-Generated Applications
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Active Setup\Installed Components
    • {random}

手順 4

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_INJECTO.BOF」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

代替データストリーム(ADS)の削除:

  1. "Streams.exe" をダウンロードします。
  2. 任意の場所にこのファイルのコンテンツを解凍します。
  3. コマンドプロンプトを起動します。
    ・Windows NT、2000、XP および Server 2003 の場合
    [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、CMD と入力し、[Enter]をクリックします。
    Windows Vista および 7 の場合
    [スタート]-[検索]にCMDと入力し、[Enter]を押します。
  4. 以下のコマンドを入力し、[Enter]を押してください。
    CD <2)でダウンロードおよび解凍したファイルのパス名>
    ※"CD"、"<ダウンロードしたファイルのコンテンツを解凍した場所のパス>" の間には、半角スペースを入れてください。
  5. 以下のコマンドを入力し、[Enter]を押してください。
    Streams.exe -d
    • %Windows%

    ※"Streams.exe"、"-d"、"
    • %Windows%
    "の間には、半角スペースを入れてください。
  6. EXITコマンドを入力し、コマンドプロンプトを閉じてください。


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